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「ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ」の
「にわのすなば GARDEN SANDBOX」は12月10日より東京・ポレポレ東中野で連日18時30分から上映。フランスの現代映画作家
ジャン=クロード・ルソー コメント(翻訳:新谷和輝)
瑞々しく、軽快で、それでいてとても深い。奇妙な遭遇があるライトなロード・ムービーで、人生がそう進むように迷いながら昼も夜も歩き続け、思いもよらず人と出会い、急に布団が頭に降ってくる。ベランダに干された布団のように爽やかで柔らかく…しかしそれが突然降ってくるだけで、散歩の呪いを変えてしまう。この場面はあなたの映画で最も素晴らしい時間の一つです。そして日本映画が今でも小津を覚えていられるということに気づきます。穏やかで、孤独で、悲しみに近いけれど決して痛々しくはない。たとえ待ち合わせを逃そうともう一度集まればよいだけのこと、遊ぶこと、今まで乗ったことがなくてもスケートボードで道を下ってみること、踊ること…ひとりで必死に踊ること…しかし大音量の音楽のむこう、あなたの映画の奥のほうでは、吉田兼好の声が聞こえるのです。
中原昌也 コメント
黒川幸則監督の最新作「にわのすなば GARDEN SANDBOX」に出会った興奮を伝えたい! タイトルからして自分が映画に求める「オレの雑木林」感を、最も簡単に実現してしまった究極の作品。これにはやられた! おそらく「キノコヤ」周辺のつまらないはずの近所で撮影。それが凄く映画として十分に面白い! そこでベテラン風祭ゆきが登場すると、急に位相に変異が! どこの映画館でかけてもオーバースペックという奇跡が刺激的。まさに待ち望んでいた現代映画の真骨頂に間違いない。雑木林映画の「市民ケーン」ここに誕生!
ポレポレ東中野 @Pole2_theater
「にわのすなば」予告解禁、ジャン=クロード・ルソーと中原昌也のコメントも到着 https://t.co/zRNyANRKNC