目黒蓮の「めちゃめちゃ好き」に大泉洋が警戒、独特な夢には「なんの農家なのか…？」

「月の満ち欠け」のプレミアナイト試写会が本日11月7日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの大泉洋、有村架純、目黒蓮（Snow Man）、柴咲コウ、田中圭、伊藤沙莉、菊池日菜子、監督の廣木隆一が登壇した。

本作は、不慮の事故で妻と娘を同時に失った男性・小山内堅を主人公とするラブストーリー。大泉が小山内、有村が謎の女性・正木瑠璃、目黒が瑠璃と許されざる恋に落ちた大学生・三角哲彦、柴咲コウが小山内の妻・梢に扮した。

大泉は「この夫婦はものすごくのろけるんです。それは私になかなかない要素だったので、生まれ変わったらこういう夫婦がいいなと思った」と自身と柴咲が演じたキャラクターに思いを馳せ、そんな彼に柴咲は「大泉さんは偉大。ものすごい安心感があります」と信頼を寄せる。小山内の娘・瑠璃役の菊池が「大泉さんと柴咲さんが、お父さんとお母さんみたいな温かさでお芝居へのアプローチを一緒に考えてくださった」と感謝すると、2人は目尻を下げながら「いい子だねえ」と声をそろえた。

小山内の娘の親友・緑坂ゆい役の伊藤は「大泉さんはテレビで観ていたときのイメージと変わらない。こんなに“まんま”な人は初めて！」と評し、大泉は崩れ落ちるほどの大笑いをして「あなたとのシーンは全部シリアスでしたよ。笑いをこらえてやっていたの!?」と悲鳴を上げる。そのやり取りを踏まえて、大泉は有村に「有村さんも、目黒蓮の顔を見て笑っちゃったことがあるんじゃないですか？」と何度も問いかけ誘導を試みるが、有村は困り笑いを浮かべつつ否定して「いい緊張感を持ちながら、役を通して向き合えたと思います」と答えた。目黒は「撮影の初めの頃に有村さんが『役を通して信頼関係を築けたら』と言ってくださった。そのおかげで同じ目標を持って進めたと思います」と撮影時を懐かしみ、瑠璃の夫・正木竜之介を演じた田中は「出会いの場面を撮って、次のシーンではもう（竜之介が）めっちゃ嫌われているという（笑）。心苦しい撮影でした」と役どころを説明した。

イベントでは、目黒が大泉を「めちゃめちゃかっこよかったです。たくさん勉強させてもらいました」と絶賛する一幕も。急に褒められた大泉はいぶかしげな表情を見せ「私はね、信じちゃいませんよ！ 家に帰ったら『今日もモジャモジャがうるさかったな』と言ってたんじゃないかな」と目黒の口ぶりをまねる。目黒がその言葉にもめげずに「めちゃめちゃ好きです！ 大泉さんはあんまり面白くない僕のトークもいつも盛り上げてくれる」と続けると、大泉は「Snow Manを1年休んで、TEAM NACSに入ったほうがいい。この1年だけ『TEAM NACSの目黒蓮』って言ってくれないか？」と大きな声で願った。

終盤には、作品にちなんでMCから「生まれ変わったらなりたいものは？」との質問が。「漁師さん」を選んだ目黒は、さまざまなことを調べた結果「命の危険があるすごい仕事」だと気づいたそうで「自然には関わりたいので、農家をしながらたまに釣りに行くくらいの人になりたい」と夢の変更を伝えた。その話を受けて、大泉は「たまに釣りに行けたらいいって、漁師からの夢のランクの下げ方が極端でしょ！」と声を張ったあと、「なんの農家なのかもわからないし…」とぼやいた。

最後に大泉は「舞台挨拶のことは忘れて、まっさらな気持ちで映画を観ていただけたら。どうぞ楽しんでください」と観客に呼びかけた。

「月の満ち欠け」は12月2日より全国でロードショー。