松下にとって初となる写真集。沖縄県の竹富島と石垣島、そして東京で「旅先での出会い、そして再会」をテーマに、物語が生まれる瞬間をフォトグラファーの酒井貴生が切り取った。
肉体美も披露している松下は「一生残るものなので、せっかくならベストの状況で臨みたいと4カ月くらい地道にトレーニングしました」と明かす。体重を増やすことに専念したそうで「舞台とドラマを両方やっていた時期で、鶏胸肉を茹でて現場に持参して、朝昼晩お腹が空いたら食べられるようにしていました」と述懐。「変わっていく自分が楽しかったし、目標があると人って変われるんだなと実感しました」と手応えをあらわにし、「目標を失った今、僕はこれからどうやってこの体と向き合っていけばいいのかを模索しているところです(笑)」と冗談交じりに語った。
そんな松下の写真集を見た母親からは意外な反応があったという。「母親はもともとボディビルをやっていた人で、体を鍛えるのが好きなんです。僕の体を見て(母が)『ステロイド打った?』って。あ、そういう反応になるんだと思ってびっくりしました」と笑い、「まんべんなくトレーニングしたので、どこを見ていただいても恥ずかしくない体になっているとは思います」と自信をのぞかせた。
思い出に残っているカットを聞かれると、松下は夕日に染まる海に浮かぶ姿を接写で撮った1枚を挙げ、「雷が鳴っていたけど、奇跡的に雲が広がって美しい夕焼けが見えて。カメラマンさんとヘアメイクさんの3人で、急いで沖のほうへ船で出て撮りました」とエピソードを披露。撮影場所が浅瀬だったため、松下の腰をヘアメイクのスタッフが支えていたという裏話も交え、「写真集って共同作業なんだなと思いました」と感謝を込めた。さらに撮影中の思い出として「竹富島の星空がすごくきれいで、大人たちみんなで寝そべって眺めました。“写真集ハイ”になってみんなで星空を見た時間は忘れられないです」としみじみ振り返る。
松下は「沖縄での数日間の僕の体温を感じていただけるくらい、近い距離で感じていただけると思います」と述べ、「僕自身、この旅で『休んでもいいんだ』ということを学びました。日常に疲れたときにこの本を開いて、一緒に旅をしていただけたらうれしいです」と改めて写真集をアピールした。
なお販売中のanan 2321号でも写真集と連動した企画が組まれており、松下は自身が表紙とバックカバーを飾る同誌をコンビニで購入したと告白。「雑誌だけを手にレジへ向かったら、レジの方が『この本めっちゃ売れてんのよ!』って教えてくれました(笑)。うれしかったですね。なんとも言えない顔で帰りました」と気恥ずかしげに伝えた。
松下が出演しているTBS系日曜劇場「アトムの童」は毎週日曜に放送中。映画「アイ・アム まきもと」も全国で上映中だ。
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