「アイドル業に支障が」藤ヶ谷太輔が命削った「そして僕は途方に暮れる」初上映

18

2137

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 662 1416
  • 59 シェア

そして僕は途方に暮れる」の舞台挨拶が本日10月28日に東京・角川シネマ有楽町で行われ、主演の藤ヶ谷太輔Kis-My-Ft2)と監督の三浦大輔が登壇した。

左から藤ヶ谷太輔、三浦大輔。

左から藤ヶ谷太輔、三浦大輔。

大きなサイズで見る(全5件)

本作では、自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一が、ささいなことをきっかけにさまざまな人間関係を断ち切っていく様子が描かれる。このたび第35回東京国際映画祭のガラ・セレクションにてワールドプレミア上映された。

藤ヶ谷太輔

藤ヶ谷太輔[拡大]

同映画祭への参加が初めてだという藤ヶ谷は「チームでつらく苦しい撮影を乗り越えた作品なので、選んでいただけて光栄です」と喜び、撮影時のエピソードを聞かれると「初日から逃げたいなと思っていて、楽しい思い出はひとつもありません」と笑う。特に終盤のあるシーンには苦戦したそうで「リハーサルを含めると100回くらいやりました。監督に『日本語の辞書に載っていない“言葉”で振り返ってください』と言われて」と明かした。

藤ヶ谷はさらに「走ったし、濡れたし、自転車をめっちゃ漕ぎました。自分がどんどん痩せこけて、クマができていく様子が役とリンクしました」と懐かしむ。その言葉を受けて、三浦は「大変な思いをさせてしまったけど、その成果がお客様に届いていると思う。藤ヶ谷くんのがんばりが評価されてほしい」とねぎらった。

藤ヶ谷太輔

藤ヶ谷太輔[拡大]

なお藤ヶ谷は撮影の終了後、半年ほどは役が抜け切らなかったといい「アイドル業に支障が出ましたね」「そのあとすぐライブがありましたが、菅原裕一が歌って踊っているみたいな気がして」とぽつり。三浦が「すみません(笑)」と思わず謝ると、藤ヶ谷は「どこまでだったら余白を残して仕事ができるのか、自分のキャパシティを知ることができました!」と感謝した。

三浦大輔

三浦大輔[拡大]

最後に三浦は「僕の作品の中では、幅広い世代の方に観てもらえるエンタテインメントになりました。『2』ができたらうれしいな」と挨拶する。すると藤ヶ谷は「2……2!?」と首を傾げ、「ちょっと考える時間をいただいてもいいですか?」と苦笑。最後に「命を削りながらがんばった作品なのでたくさんの方に届いてほしい」と集まったファンに呼びかけ、イベントを締めくくった。

「そして僕は途方に暮れる」は、2023年1月13日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

この記事の画像(全5件)

(c)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

読者の反応

しぃ @fujigaya625

「アイドル業に支障が」藤ヶ谷太輔が命削った「そして僕は途方に暮れる」初上映
〈映画ナタリー〉 https://t.co/xpeZrwKIHO

コメントを読む(18件)

関連記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 そして僕は途方に暮れる / 藤ヶ谷太輔 / Kis-My-Ft2 / 三浦大輔 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。