東京ドラマアウォードのグランプリは「最愛」、EarthMixも喜びのコメント寄せる

東京ドラマアウォード2022の授賞式が、本日10月25日に東京・東京プリンスホテルで開催された。

“世界に見せたい日本のドラマ”およびその出演者やスタッフを表彰する東京ドラマアウォード。連続ドラマ部門のグランプリには、吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー「最愛」が選ばれた。演出賞も受賞した同作の監督・塚原あゆ子は「ミステリーとラブストーリーの配分に注意しました。どちらの要素に興味があっても、最後まで楽しく観ていただけるようにしたかったんです」と制作時を懐かしむ。そして「キャストたちはお互いに切磋琢磨して、芝居をぶつけ合っていました。みんなのびのびとやれたんじゃないかな」とほほえんだ。

単発ドラマ部門のグランプリはオダギリジョーが脚本、演出、編集を担当したドラマ「オリバーな犬、（Gosh!!）このヤロウ」。オダギリは「いいんですかねえ」と言いながらも受賞を喜び、「（脚本を）好き勝手書かせていただいた。プロデューサー陣はいろんなところと闘うことになっただろうけど（笑）」とスタッフに感謝する。物語の構想は10年ほど前からあったそうで「いろんな役を演じてきて、もうそろそろ犬の着ぐるみを着るしかないんじゃないかなと」と冗談っぽく話し、「犬を利用して、人間を描くことに面白さを見出しました」と続けた。

脚本賞は、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」を手がけた藤本有紀に与えられた。藤本は「3人の素敵なヒロインが決定してから、いくらでもイメージが湧いてきた。皆さんのおかげで物語がどんどん展開していきました」「（作品の）時代ごとの世界観を、スタッフの方々が全力で作ってくださった」と携わった人々をたたえる。同作の主題歌「アルデバラン」で主題歌賞に輝いたAIは、ステージ上で歌唱を披露したあと「今年一番緊張しました！ ツアーで何回も歌っているのに」と笑った。

さらに海外作品特別賞は、インドネシアの「糸が切れてしまった凧」、台湾の「縁起良き時」、タイの「1000の星の物語」に授けられた。「1000の星の物語」の主要キャスト2人はビデオメッセージを寄せ、Earth（ピラパット・ワタナセッシリ）は「海外作品特別賞に選ばれて、とても光栄です」と、Mix（サハパー・ウォンラート）は「思い入れのあるドラマなので、この受賞をとてもうれしく思っています。僕たちが共演する次回作を早く皆さんに届けたい」と挨拶した。

受賞結果一覧は下記の通り。

※関連記事はこちらから
「最愛」吉高由里子がドラマアウォード主演女優賞、トロフィーを手に笑顔

「今日はぐっすり寝られる」菅田将暉がドラマアウォード主演男優賞を喜ぶ

「やんごとなき一族」松本若菜がドラマアウォード助演女優賞「楽しみながら演じられた」

「カムカムエヴリバディ」オダギリジョー、東京ドラマアウォード助演男優賞に輝く

満島真之介主演作「ふたりのウルトラマン」ドラマアウォードで優秀賞

「マイスモールランド」嵐莉菜、奥平大兼と東京ドラマアウォード授賞式に登壇

「孤独のグルメ」ドラマアウォードで受賞、松重豊「おじさんが食べているだけ」