本作は裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫(ひいらぎしずく)と彼女を取り巻く人々が、それぞれの価値観をぶつけ合いながら法曹界のあり方を問うリーガル青春群像サスペンス。舞台は裁判官や検察官、弁護士などを目指す学生たちが通う法科大学院、通称・ロースクールだ。柊木は生徒に目先の司法試験のノウハウを教えることしか興味がないロースクールの現実に直面。「人を知らなければいい法律家にはなれない」という信念を胸に、法の教科書には載っていない「人」を知るための授業でロースクールに新風を巻き起こしていく。タイトルはギリシャ神話に登場し、法や掟の女神とされるテミスに由来している。
北川が月9ドラマに出演するのは「HERO 第2シリーズ」以来8年半ぶり、フジテレビの連ドラ出演は木曜劇場「探偵の探偵」以来7年半ぶり。見どころを「裁判官になったとはいえ、何もかもをうまくこなしてきたわけではない柊木が、さまざまなことに向き合って奮闘していく物語なので、皆さんにも共感いただけることが多いのではないでしょうか。学生目線で言えば、夢を追いかけることの苦悩などにも共感いただけると思います。リーガル作品ですが、ハッ!としたり、いつの間にか引き込まれたりと、気軽に見ていただける作品になればうれしいです。コメディーのような部分と、人の真髄をついているドラマ性のバランスをうまくとれるようにがんばりますので、是非ご覧ください」と語っている。
脚本は「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」シリーズの大北はるかと神田優が担当。「元彼の遺言状」の
女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~
フジテレビ系 2023年1月スタート 毎週月曜 21:00~21:54
北川景子 コメント
出演が決まって
まだ台本もできあがっていない時期にお話をいただいたのですが、野田プロデューサーとは「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(2009年)でご一緒していて、当時はお互いにまだ新米同士だったので、「えっ? あの野田さんですか?」というところから始まったんです(笑)。
最近はフジテレビの連続ドラマにあまり出演できていなくて、約7年ぶりになります。現場の顔ぶれも懐かしい方ばかりで、本当にどんな作品になるのか、まだ台本もないうちから楽しみでした。
月9初主演への意気込み
フジテレビのドラマには若い頃から毎年のように出演させていただいていたので、「月9の主演は初めてなんだ!」と意外に感じました。この伝統あるドラマ枠に、また出演させていただくことだけでもうれしいのに主演させていただけて本当にうれしいです。でも野田さんや、信頼している澤田(鎌作)監督、以前から知っているスタッフの方々と一緒に作っていけるので、荷が重いとかプレッシャーを感じることはありません。初めてご一緒するスタッフの方ばかりだったら、プレッシャーがあったかもしれませんが、今回はやはり楽しみとうれしさしかありません!
台本や自身の役について
リーガル作品はこれまでもたくさんありましたが、弁護士や裁判官、検察官を目指す人たちが通うロースクールを舞台にした作品はあまり見たことがないので、設定自体すごく新しいと思いました。役柄についても、私が今までにあまり演じたことのない、すごく真っすぐでピュアな、人のことをいろいろな角度から捉えることができるキャラクターで、それでいて少し頼りないところもある。生徒たちにしてみれば「この先生、大丈夫?」と、少し抜けている部分が危うく映ったらいいなと思います。
視聴者へのメッセージ
裁判官としてのキャリアに誇りを持っていた柊木が、ロースクールに派遣されて職員になるところから始まります。裁判官になったとはいえ、何もかもをうまくこなしてきたわけではない柊木が、さまざまなことに向き合って奮闘していく物語なので、皆さんにも共感いただけることが多いのではないでしょうか。学生目線で言えば、夢を追いかけることの苦悩などにも共感いただけると思います。リーガル作品ですが、ハッ!としたり、いつの間にか引き込まれたりと、気軽に見ていただける作品になればうれしいです。コメディーのような部分と、人の真髄をついているドラマ性のバランスをうまくとれるようにがんばりますので、是非ご覧ください!
野田悠介(プロデューサー) コメント
「真相を解き明かせ!真実は何か!?」。リーガルドラマでは弁護士や裁判官などはよく見るが、真実にたどり着く過程で彼らは何を考えているのか? 依頼人などを守るために、彼らはどういうことをしているのか? 法律って難しくて敬遠しがちですが、実は身近で私たちを守ってくれるもの。エリート集団だと思う人たちも多いとは思いますが、法律家がどのように法律を学んでいくのか。夢を追いかけたり、叶えたい目標に向かって突き進んでいく。そこを支える先生と生徒の成長は学園ドラマとしての魅力も兼ね備えています。毎話、柊木から投げかけられる課題に戸惑いながらも向き合っていく。そんな彼らの成長を視聴者の皆さまへ届けたいと思っています。
そして、北川景子さんが今まで演じたことのない、無駄に一生懸命で非効率的な女性。残念で頼りない所もあるけど、とことん前のめりで向き合う主人公・柊木雫。北川さんの凛としたイメージとは正反対の役柄をどのように演じていただけるのだろうかとイメージしながら柊木雫を作り上げていきました。以前もご一緒させていただいて、もう一度絶対にお仕事をしたいと思っていたので、お受けしていただけて本当にうれしかったです!
ロースクールで出会う癖のある先生たちと、個性豊かな生徒たちに囲まれて、先生としてどう成長していくのか? 学生たちに認めてもらえるのか? ロースクールのリアルな日常と先生と学生たちの成長を描くリーガル青春群像劇を、どうぞお楽しみに!
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“脚本は「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」シリーズの大北はるかと神田優が担当。「元彼の遺言状」の澤田鎌作、「カインとアベル」の谷村政樹が演出”/北川景子がフジ月9初主演、ロースクールの新任教師演じる「女神の教室」1月スタート - 映画ナタリー https://t.co/jLCNCU6X2q