ルパン三世の少年時代を描いた新作アニメ「LUPIN ZERO」の製作が明らかに。2022年12月に新しくローンチされる動画配信サービスにて12月より配信される。
本作は1960年代前半の東京を舞台に、まだ何者でもない“少年ルパン”が高度経済成長期の日本を駆け巡るオリジナルストーリー。アニメーションでルパンの少年期が描かれるのは今回が初めてだ。原作者の
アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルム、監督は「ルパン三世 PART5」の酒向大輔が担当。酒向のほか「ルパン三世 PART5」のスタッフが結集し、
「LUPIN ZERO」は11月18日から20日にアメリカ・ニュ ーヨークにて開催されるアニメコンベンション・Anime NYCで世界最速プレミア上映される。動画配信サービスの詳細は順次発表されるので続報を待とう。現在、特報がYouTubeで公開中。
野崎康次 コメント
ルパンの少年時代でアニメを作ろうと思ったきっかけは
今までアニメーションでは描いていない、そして若かりし頃のルパンを描こうとしたのがきっかけで、モンキー・パンチ先生が原作で少年期(ジャリルパン)描かれていたので、それをイメージして少年時代を描いています。
酒向大輔 コメント
どのように少年像を作り上げたか
少年ルパン君がどういう少年だったのかは、モンキー・パンチ先生の原作にある少しのエピソードと大人のルパン三世が語っていた思い出を手がかりに想像を膨らませました。僕らが描くルパン三世はアニメの世界にいるルパン三世ではありますが、彼曰く彼自身はルパン家三代目のお坊ちゃんであるとのこと。そのお坊ちゃんの少年ルパン君が13歳だった頃を覗かせてもらう気持ちで、きっとこうだったのかなという可能性の一つをスタッフで考えていきました。
1960年代前半の東京という舞台について
年齢不明、国籍不詳のルパン三世ですが、昔は少年だったことは間違いありません。そのルパン三世がアニメで初めて我々の前に姿を現したのは、昭和46年(1971年)の飛騨スピードウェイです。その時代から思いを馳せると少年の頃はきっと昭和30年代半ば(1960年代)で、その時代、その場所に少年の彼はいたはずだと思います。ですので今回はその時代に少しお邪魔して少年だった頃を覗かせて貰う気持ちで作りました。大人になった本人は子供の頃を見られるのを嫌がるかもしれませんが。
物語のテーマ
職業泥棒の大人のルパン三世ですが、彼が13歳の頃の職業は中学生だったのかなと考えました。家業が泥棒なだけで、まだ継いでいない。そもそも継げと言われて素直に継ぐ性格なのかわかりません。他人から言われたことをやるのは癪に障る年頃。かといっていつまでも中学生でいる訳でもない。そんな少年ルパン君が自分で考え、自分で決めていくという物語です。
「LUPIN ZERO」における挑戦
大人のルパン三世にできないこと、彼は謎の男ですが今確実に言えるのは彼が子供に戻ることです。13歳の少年ながら大人顔負けの頭脳はあるけど、体格体力では大人に及ばない彼が知恵と工夫で活躍する。といった物語は今回の「LUPIN ZERO」の特徴です。少年の頃の彼がのびのびと動き出した結果、見ていてワクワクするアニメーションになりました。ルパン三世を詳しく知らなくても彼の活躍を楽しんで貰えると思います。また大人のルパン三世を知っている方は彼が大人に成長する前のキュートな少年ルパン君がそこにいたんだなと楽しんで貰えると思います。
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