平凡なエキストラ俳優の人生が揺らぐ、香川照之主演「宮松と山下」特別版予告

香川照之が主演を務めた「宮松と山下」の特別版予告が、YouTubeで解禁された。

本作は、ある日は時代劇で弓矢に射られ、ある日はヤクザの1人として路上で撃たれ、来る日も来る日も殺されるエキストラ役者・宮松を軸に展開する物語。宮松役の香川のほか、津田寛治、尾美としのり、野波麻帆、大鶴義丹、尾上寛之、諏訪太朗、黒田大輔、中越典子が出演した。

この映像は、本作を手がけた監督集団「5月」の佐藤雅彦、関友太郎、平瀬謙太朗がディレクションを担当したもの。宮松が事件現場らしき場所をのぞき込むシーンから始まり、平凡なエキストラ俳優として過ごしていた彼の人生が揺らいでいくさまが映し出されていく。終盤には「名もなき誰かを演じ、名もなき自分を演じる。」とのコピーとともに、宮松がたばこを吸いながら振り返り、笑顔を見せるシーンが切り取られた。

「5月」の3人は、この予告編について「監督という立場から見せたいシーンを詰め込み、特別版予告として編集しました。この映画らしい場面ばかりです」とコメントした。

「宮松と山下」は11月18日に東京・新宿武蔵野館、シネクイント、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。

「5月」関友太郎、平瀬謙太朗、佐藤雅彦 コメント

監督という立場から見せたいシーンを詰め込み、特別版予告として編集しました。
この映画らしい場面ばかりです。
なかなか見てもらう機会がありませんでしたが、この度、公開できることになりました。
短い特別版予告ですが、堪能してください。