「轟音」の
本作は、ごみ収集のアルバイトで生計を立てながら凡庸に生きてきた画家・榎本道雄が他人の絵や評価、価値観に翻弄されていくさまを通じて「自分らしさとは何か」「価値とは何か」を映し出す物語。
青野は「価値について考えたり、翻弄されたりすることは生きていく中で誰にでもあると思います。これから観てくださる人にとってこの作品が、何かしらの道草になって頂けたら嬉しいです」とコメントした。YouTubeでは予告編が公開中だ。
青野竜平 コメント
演じた榎本道雄は、売れない画家です。僕は絵をかいた経験があまりなかったので、無我夢中で一から絵画を習い臨みました。ヒロインのサチ役を演じた田中真琴さんがとても魅力的で、田中さん無くして道雄はいませんでした。片山享監督は、どんな時も丁寧に全力で向き合い、すべてを受け止めてくれました。撮影期間中、夜通し書いた一発勝負の絵や、道雄を通じ経験した時間の中で自分のすべてを絞り出した先に見えた景色があり、それを皆さんにも見て欲しいと思います。価値について考えたり、翻弄されたりすることは生きていく中で誰にでもあると思います。これから観てくださる人にとってこの作品が、何かしらの道草になって頂けたら嬉しいです。
田中真琴 コメント
今回富田サチという役を頂いたのですが、私はサチがとても大好きな役でした。芯があって優しくて、ユニークで、しなやかで、私自身そんな女性に憧れているので今回作品の中でそういう女性になれたことがとても幸せでした。片山監督は私が描くサチをとても可愛がってくれて、例えば川で道雄くんとまどろんでいるシーンとかでも私がやりたい事を尊重して演出してくださったので私にとってそんな事初めてで、とても思い入れのある作品になりました。
片山享 コメント
他人にとってはいらないものが自分にとって宝物だったりすることがある。映画もしかりで、他人にとっては駄作だったが、自分にとっては大傑作ということもしばしば。価値観の相違とでも言うんでしょうか。この、価値、みたいなものに時々翻弄されます。自分の価値はどのくらいあるのか、とか。仕事もそうですが、人にとっての自分の価値も。その価値はどう測ったら良いのだろうか。はたまた、測る必要があるのか、ないのか…
道草でもしながら考えてみたいと思います
片山享の映画作品
リンク
ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud
「轟音」の片山享監督最新作「道草」公開、主人公は凡庸に生きてきた画家(コメントあり)
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