映画監督、俳優、イラストレーター、道化師、音楽家など、フランスのマルチアーティストとして活躍した
ジャック・タチ監督作「ぼくの伯父さん」のポスターイラストを描いたことで知られるエテックス。監督としては1963年に「幸福な結婚記念日」でアカデミー賞の最優秀短編実写映画賞を受賞したのち、長編の制作に取りかかる。無声喜劇へのオマージュにあふれた作品群を世に送り出したが、その監督作は権利問題を理由に長らく映画館で上映されず、ソフト化もされてこなかった。しかし本人監修のもと2007年に「
同じく2010年に、映画監督のジャン=リュック・ゴダール、レオス・カラックス、ミシェル・ゴンドリー、デヴィッド・リンチといった映画人も含む5万人以上の署名活動により上映権が復活。このたびの特集「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」では、計7作品が全4プログラムにて上映される。初長編の「恋する男」を除く6作品が、日本で初めての劇場公開となる。
長編は天文学の研究に没頭する不器用な三十男を描いた「恋する男」のほか、フランソワ・トリュフォーが絶賛し、ゴダールがその年のベストテンに選出した代表作「ヨーヨー」、不条理に満ちた4編からなるオムニバスコメディ「
現在、予告編がYouTubeで公開中。作家・クリエイターの
ピエール・エテックス レトロスペクティブ
2022年12月24日(土)~ 東京都 シアター・イメージフォーラムほか
<上映作品>
「恋する男」
「ヨーヨー」
「健康でさえあれば」
「大恋愛」
「破局」
「幸福な結婚記念日」
「絶好調」
すー @su_sua_su
見る手段がなかなかないと思っていたピエール・エテックスも! https://t.co/YGhNiB9sJK