本作は1963年に1作目「花の生涯」が放送された大河ドラマの誕生の舞台裏を描くハートウォーミングコメディ。生田が「映画に負けない日本一の大型娯楽時代劇を作れ」という上司の命を受け奔走するNHK芸能局の若手アシスタントディレクター・山岡を演じ、「俺の話は長い」の金子茂樹が脚本を手がけたのは既報の通りだ。
阿部が山岡の直属の上司でプロデューサーの楠田欽治、松本が山岡に恋心を抱く下宿先の娘・渕上明恵、七之助がテレビドラマへの出演を躊躇する日本映画の大スター・佐田啓二、伊東が山岡の下宿先の主人でテレビの購入を考えている渕上憲明を演じた。4人によるコメントは下記に掲載している。
そのほか倉科が楠田を笑顔で支える妻の美登理、矢本がある大失敗をする後輩アシスタントディレクター・大江育間、三宅がテレビ業界を冷めた目で見る京都太秦の映画撮影所の次長・六車宗夫、ともさかがヒロインとして「花の生涯」に出演する淡島千景、永島が静岡・浜松でみかん農園を営む山岡の父親・光雄、イッセー尾形が山岡と楠田が仕事帰りに足しげく通う屋台の主人・吉種に扮した。
生田は今回の発表を受け「大変に豪華なキャストの皆様と、濃密な時間を過ごしました。演劇、歌舞伎、映画、テレビの垣根を越えて様々なジャンルの俳優陣が彩った大河ドラマ第一作目『花の生涯』の如く、様々なジャンルの俳優陣が集結しました! ドラマ制作の現場で諸先輩方が命をかけて戦った姿に思いを致し、心を込めて作ったドラマです。是非お楽しみに!」と語っている。
一色隆司が演出を担当した「大河ドラマが生まれた日」は2023年2月4日にNHK総合でオンエア。
テレビ70年記念ドラマ「大河ドラマが生まれた日」
NHK総合 2023年2月4日(土)19:30~20:45
阿部サダヲ コメント
プロデューサーという役職、そしてゼロからドラマやキャスト、スタッフがどうやって決まっていくのか、とても興味があったので、今回の楠田役凄く楽しかったです! 生田斗真くんという優秀な部下を引き連れて色んな所に交渉しに行く場面を是非お楽しみ下さい。
松本穂香 コメント
昭和の時代の下宿屋の娘です。ほとんどのシーンが家の中で仕事をしながらのお芝居でした。ぬか床を混ぜたり洗濯物を畳んだり、現代のお芝居では少なくなってきている表現が逆に新鮮で、楽しくやらせて頂きました。古き良き日本が随所に描かれているドラマです。ぜひお楽しみに!
中村七之助 コメント
大スターでいい男で、この役のオファーが来た時には「なんで僕?」って(笑)。佐田さんは、まだテレビの価値が定まらない時代に、未来の若手のために出演を決断したことはすごいことだと思います。本当にプレッシャーですけど、この役をやらせてもらうことはとても嬉しいです。
伊東四朗 コメント
大河ドラマ「天と地と」「春日局」「北条時宗」「新選組!」「平清盛」と出して頂いたお陰で、今回のドラマに出演が叶ったと思っています。若い生田、松本両氏とのシーンでは、年甲斐もなくドキドキし、またやっとテレビを買って嬉しくて近所の人を招んで自慢する所は懐かしく笑ってしまいました。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“阿部サダヲ、松本穂香、中村七之助、伊東四朗、倉科カナ、矢本悠馬、三宅弘城、ともさかりえ、永島敏行、イッセー尾形が出演”/阿部サダヲが生田斗真の上司に、大河ドラマ誕生の舞台裏描くコメディの新キャスト解禁 - 映画ナタリー https://t.co/Fcrko2HQrM