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名塚が登壇し「みんな、やっと会えたね! ウタだよ!」挨拶すると、新津はロミィさながらに羨望の眼差しで彼女を見つめ、「本物がいる……!」と涙ぐむ。本作が興行行収入150億円、観客動員数1000万人を超えるヒットとなったことについての感想を問われると、名塚は「こんなに長い間、幸せな時間を過ごせるとは思っていなくて本当にびっくりです。公開されてから毎日のように幸せな日が続いていて。初日舞台挨拶までが私の仕事のつもりでいて、初日が幸せのピークと思っていたんですけど、そこから更新され続けるとは思ってなかった」と感慨深げな表情を見せた。
続いて新津は「『ONE PIECE』という作品は私が生まれる前から大人気の作品なので、参加できてありがたいです。ロミィという役はウタのことが大好きなキャラなので、こうして誕生日会に呼んでいただいてうれしいです」と、ここでもウタのファンとしての顔を見せた。さらに周囲からの反響を問われると、「夏休みが明けると(学校の)みんなが観てくれていて。ウタの歌を歌ってくれる子もいましたし、『あ、ロミィだ!』とも言われて、さすが『ONE PIECE』だと思いました」と学生らしい感想を語った。
続いてステージには、ウタの誕生日を祝うケーキが登場。高さ70cmのケーキにはウタのバックダンサーやアニマルバンドのメンバー、ぬいぐるみなどを模したデコレーションで飾られており、2人は思わず「すごい!」と声を上げる。そしてケーキのトップには、ウタがその能力でぬいぐるみに変えたロミィが。これを発見した名塚は苦笑しながら「こんな感じにしちゃってごめんね」と新津に謝罪した。また観客のペンライトをロウソクに見立て、新津がその火を吹き消すと、観客がペンライトを消すという演出も。これには名塚は「みんなでお祝いできた感じがしてうれしい」と笑顔を見せ、MCから「火を消してみてどうでした?」と問われた新津は「隣で名塚さんのきれいな声が聞こえて……」と感極まった様子を見せ、MCから「それどころじゃなかったようですね」とツッコまれていた。
続いて誕生日をテーマとした質問に、名塚と新津が答えるコーナーに。1問目の「ウタに誕生日プレゼントをあげるなら?」という質問には新津が「花束」とオーソドックスな回答をするが、名塚は「シャンクス」と答えて会場がざわつく。新津が「自分で摘んだお花をあげたい」とコメントすると、名塚は「そういうことですよね」と、かわいらしい新津と自身の回答のギャップに困惑したような表情を見せつつ「一生懸命考えたんですけど、やっぱりシャンクスかなって。一番会わせてあげたいですよ。イメージとしては肩たたき券みたいな、シャンクスに会える券みたいなので会えたらいいなと」と補足。MCが「シャンクスが花束をあげればいいのかもしれないですね」とまとめる一幕もあった。
「ウタのここがかわいい」という質問では、新津は「『私は最強』という歌もありますけど、そういう自信があるところ、負けん気が強いところはかっこいいし憧れます。ウタちゃんは才能もあるけど努力もしていて、根拠のある自信を持っている。(自分も)そういうふうに言ってみたい」とウタへの思いを熱弁。一方の名塚は「ぴょこ耳」とフリップにつづり、ウタのウサギの耳のような髪型が感情によって動くことをかわいいポイントとして挙げた。これにMCが「内面的な部分では?」と質問すると、「周りのためにがんばろうとする、周りの思いを力に変えるところは素敵だなと思いますね」と付け加えた。またコーナーの最後に、MCが新津に改めて「映画の中で、ウタちゃんの好きなシーンは?」と問うと、新津は小声ながらも「全部好きですよ……!」と力強く回答していた。
イベントの最後には、新津は「今日はこんなに素敵な誕生日会にお招きいただきありがとうございます。全国の皆さんと一緒に誕生日会ができてうれしいです。皆さん、すでに作品を楽しんでいただいていると思いますが、何回でも観に来てくれるとうれしいと思います」と呼びかける。続いて名塚が「こうして集まってくださって私もうれしいし、本人も喜んでいると思います。私もウタからいろんなことを学んで、皆さんからもいろんな思いをいただいて、幸せな日々を過ごしております。私がいただいている幸せな日々と同じくらい、皆様にも幸せが訪れてくれたらうれしいと思いますし、作品ももっともっと世界中に広がってくれたらうれしいなと思っております」とイベントを締めくくった。
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