ドキュメンタリー「
1990年代に細眉やリップライナーを流行らせ、コントゥアリングメイクを広めたことで知られるケヴィン・オークイン。本作では2002年に鎮痛剤中毒により40歳でこの世を去ったオークインの生涯、そして光と影に迫る。
自身もメイクアップアーティストとして活動したバルトークは「ケヴィンはずっと私の最大のインスピレーションでした」と述べ、「確か2012年だったと思いますが、ケヴィンの存在を知っている人が少ないことに気が付きました。『そんなことはあってはいけない! ケヴィンについての映画を撮らなければ! 次の世代への橋になるものを作らなければ!』と決心しました」と制作の経緯を説明した。
また「ケヴィンの一番の遺産は『どんな顔も美しい』と教えてくれたことですね。誰にでも美しい特徴があり、質があり、それに丁寧にスポットライトを当てることによって、他者からどう見えるのかを変えることができますが、なおかつ自分でいられる。他人になる必要がなく、自分でいながら美しくあることができます。自分なりの自分で美しくいられる。ケヴィンはそう信じていました」と述懐する。
「バーブラ・ストライサンドは鼻が個性的なルックスです。ケヴィンのように、バーブラを輝かせた人は誰もいません。ずっとわりとエスニックなルックスだったけれど、ケヴィンは、どう引き立てたらいいかわかっていました。ホイットニー・ヒューストンも同じような感じでしたね。ナオミ・キャンベルはケヴィンだけを指名していました」と例を挙げ、「ケヴィンは彼女たちを、今まで誰も見たことがない目で見ることができ、彼女たちが自分が美しいと感じられるようにしました。それこそがケヴィンの本当の才能だったと思います」とたたえた。
「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」は東京・WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)で10月7日に先行公開。10月14日より東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。
ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud
本当の才能とは?天才メイクアップアーティストの生涯追った記録映画の監督がコメント
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