ある天才メイクアップアーティストの光と影、シモーヌ深雪やMattが推薦

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メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」を推薦する著名人のコメントが公開。あわせて新たな予告編がYouTubeで解禁された。

「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」ポスタービジュアル

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本作は1990年代に細眉やリップライナーを流行らせ、光と影で顔に立体感を生み出すメイク「コントゥアリング」を広めたケヴィン・オークインのドキュメンタリー。2002年に鎮痛剤中毒により40歳という若さでこの世を去ったオークインの挑戦と功績、そして光と影に迫る。自身もメイクアップアーティストとして活動したティファニー・バルトークが監督を務めた。

「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」

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シャンソン歌手でドラァグクイーンとしても知られるシモーヌ深雪は「ゲイへの差別も、モード界の残酷さも、明日なくなるわけではない。彼の純粋な情熱に振り回される人々の、華麗で滑稽な一幕劇を、ちりばめられたキャンプな仕掛けとともに、大いに楽しんであげればいいと、私は思う」と推薦。Mattは「繊細で、どこか儚くて、不器用で、そして愛に溢れたケヴィン・オークイン。現代よりも“普通”を求められた時代に、多様性の許容・美と創造に挑戦し続け、大勢の人に刺激を与え続けたと思います。自分らしく生きることがこんなに大変で、でもとても素晴らしく、尊くて美しい。一人の人間の人生を通して、多くのことを学ぶことができました。この作品に出会えて本当に良かったです」と語っている。

「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」より、左からケヴィン・オークイン、夫のジェレミー・アントゥネス。

「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」より、左からケヴィン・オークイン、夫のジェレミー・アントゥネス。[拡大]

また、オークインの生前を知るメイクアップアーティストのRUMIKOは「彼のメイクはアートとも言えるもので、誰にも真似できない素晴らしいものでした。この映画を通して、知らなかった彼のパーソナルな面や人生を知ることができて良かったと思っています。彼の最期は想像を絶するものがあり、心が痛みとても残念に思いますが、彼は彼なりに頑張っていたんだなと、彼に対する尊敬の念は強くなりました」とコメントを寄せた。

「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」は東京・WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)で10月7日に先行公開。10月14日より東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。WHITE CINE QUINTOでは10月7日にRUMIKOとイラストレーターの田辺ヒロシ、10月10日に俳優・モデルのゆうたろうによるトークイベントを開催。アップリンク吉祥寺では10月15日に資生堂ヘアメイクアップアーティストの鎌田由美子、10月19日に元VOGUE JAPAN編集長でファッションジャーナリストの渡辺三津子が登壇する。

桂まり(ライター)コメント

90年代、NYでのビューティー撮影で幾度か一緒になった、ジェントルで情熱的だったケヴィン。夢を生きる稀有な天才の生き様は、彼のシグネチャーの蝶が羽化するような変身メイクアップのようにドラマティックで、華やかな時代の記憶として蘇る。

シモーヌ深雪(シャンソン歌手 / ドラァグクイーン)コメント

「美とインスピレーションはどこにでもある」とケヴィンは云う。だが、顕在化させるのはなかなかに難しく、ましてやその価値を世間とリンクさせるとなると、ハードルはかなり高い。それを実現したケヴィンの夢の物語は、ハッピーエンドと捉えるべきである。ゲイへの差別も、モード界の残酷さも、明日なくなるわけではない。彼の純粋な情熱に振り回される人々の、華麗で滑稽な一幕劇を、ちりばめられたキャンプな仕掛けとともに、大いに楽しんであげればいいと、私は思う。

田辺ヒロシ(イラストレーター)コメント

この映画で改めて、ケヴィンの才能はもちろん
圧倒的な存在感と完璧主義な仕事への姿勢、周りへのコミュニケーション能力、
何よりも10代で描いた絵の上手さに驚きました。
80年代から00年代初頭の華やかだったNYファッション界のフッテージの数々も貴重。
90年代のNYで隣人だった僕と会う度にいつも優しかった彼を思い出しました。

YUKARI TERAKADO(イラストレーター)コメント

今では信じられないでしょう。
1人のメイクアップアーティストがどれだけの変化と美しさを生み出してきたのか。
彼には美を見つける力が存在していて、その人の中のそれを起動させることができたのだ。
この映画の中に登場するモデル達は、
ケヴィンのメイクによって仕草や表情までもコントロールされ、
また、それを思う存分に楽しんでいる。

Matt(アーティスト / タレント)コメント

繊細で、どこか儚くて、不器用で、そして愛に溢れたケヴィン・オークイン。

現代よりも“普通”を求められた時代に、
多様性の許容・美と創造に挑戦し続け、
大勢の人に刺激を与え続けたと思います。

自分らしく生きることがこんなに大変で、
でもとても素晴らしく、尊くて美しい。

一人の人間の人生を通して、多くのことを学ぶことができました。
この作品に出会えて本当に良かったです。

LiLiCo(映画コメンテーター)コメント

メイクはその人の心まで変えられる。
それをケヴィンが最初に証明しました。
その人の美を引き出して、
気持ちまで魔法に掛けられたモデルたち。
彼女たちを見て、育って、憧れて、真似して
メイクを仕事の一部にしたわたし。
私ではない誰かになりたい。メイクで!
そんな気持ちにさせてくれたのはケヴィン。
逆に彼が本当の彼を知らないまま人生を終えた。
悲しみと苦しみに耐えながら人を
変身し続けていたことに感動しました。
メイクは人生そのもの。
人生もメイクしないと。
奇抜さと自分らしさを追求して
これからもケヴィンを思いながら
わたしは今日も真っ赤なリップを塗ります。

RUMIKO(Amplitude クリエイティブディレクター / メイクアップアーティスト)コメント

90年代、ケヴィンとは同じエージェント、ジェットルートでしたので、仕事上では割と近い存在でした。
彼は同じメイクアップアーティストとして、とても尊敬している一人でした。
彼のメイクはアートとも言えるもので、誰にも真似できない素晴らしいものでした。
この映画を通して、知らなかった彼のパーソナルな面や人生を知ることができて良かったと思っています。
彼の最期は想像を絶するものがあり、心が痛みとても残念に思いますが、彼は彼なりに頑張っていたんだなと、彼に対する尊敬の念は強くなりました。

渡辺三津子(ファッションジャーナリスト)コメント

時代が変わるとき、なぜか多くの才能が綺羅星のごとく現れる。
ケヴィン・オークインはその中で最も輝く星だった。
彼が見出した”ビューティ”の光は、その儚い影とともに今も私たちのそばにある。

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(c)2017 Mr. Valentine LLC

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予告『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』 https://t.co/lpAA1XVv8F

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