「静謐と夕暮」京都・出町座で上映、予告編やビジュアルも新たに

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梅村和史の監督作「静謐と夕暮」が11月18日より京都・出町座で再上映される。

「静謐と夕暮」新ビジュアル

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「静謐と夕暮」

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2019年度の京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)映画学科卒業制作として撮影された本作。人生の一瞬にふと立ち止まった女性が、ある原稿を通して失いかけていた時間と記憶に触れるさまが描かれる。2020年度のサンパウロ国際映画祭で上映され、2022年1月より東京の池袋シネマ・ロサなどで劇場公開された。主人公カゲに山本真莉、カゲと出会う老人に入江崇史が扮している。

このたび新たなビジュアルおよび予告編が到着。あわせて劇団地点安部聡子、写真家の染谷かおり、中山博喜から本作にコメントが寄せられた。

なお本作は9月23日に第14回下北沢映画祭でも上映される。

安部聡子(地点 / 俳優)コメント

「昨日あべちゃんの夢をみたよ」その人は帰り際突然言った。昼間私が出演している映画を観たせいだろうとも言った。やべえ。人の記憶に残っていくということは異なもの、おそろしいことだ。でも必死で残ろうと、すこしでも良く残ってくれればいいと願う。夢に私が出てきたというその人は、もうこちらにはいないので、どんなだったか聞くことはできないし、次の作品をみてもらうこともできないのだけど、これからは、『静謐と夕暮』を観たこれからは、光る草むらの中に、電車が川を渡る窓に、音に、振り向いたそのさきに、自分がみた夢でもないのに何度でもその時のことを、何度でもそのまま思い出せばいいんだ。と、学びました。

染谷かおり(写真家)コメント

誰かの記憶を映しているかのような不思議な気持ちになりました。日常にあったかもしれない、これからの日常にもあるかもしれない。そんな景色が広がっていました。

中山博喜(写真家)コメント

緊張感を持ったこれらの映像の一つひとつと遭遇するあなたは、いつしか自分の内なる記憶と対峙することになる。

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おおとも ひさし @tekuriha

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