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大森立嗣が監督、高田亮が脚本を担当した本作は、ヤクザ組織の資金洗浄現場を狙った強盗団のメンバーたちを描くクライムエンタテインメント。全員互いに素性を明かさず、それぞれの日常に戻るはずが、ヤクザと警察に追われる日々が幕を開ける。
主人公の元ヤクザ・安西を演じた西島は「ハードな映画なんですけど、御祈祷は厳粛な空気でした」と感想を述べ、司会者から「それはそうです!」と冷静に指摘されると照れ笑い。そして自身の役について「悲しみを持って戦いに向かっているところを魅力に感じます」と語る。凶暴な男・萩原に扮した斎藤は、顔にまでタトゥーメイクを施して撮影に挑んだ。チェーンソーでガラスを割るシーンは一発本番だったそうで「そこに関しては職人的というか。工具をちゃんと扱うことに注力して役作りができていない(笑)。実際ガラスが割れなくて、そこも本編に使われているんですけど、本物を用意してくださったので。防犯ガラスの強度に感銘を受けました」と振り返った。
刑事・蜂谷役の大森南朋と西島が同世代という話になると、西島は「もっと共演したい。同世代の俳優を集めた映画を作ってもらいたいですね」と前のめりに。大森南朋も「おじさんだらけの青春映画とか。走りましょう!」と乗り気で応え、西島に対して「ずっと前を走ってくれている先輩。頼もしい存在です」と敬意をあらわにした。
また西島はリアリティを追求した撮影についても言及する。「CGじゃなくて本当にやっているシーンが多い。特に宮沢さんと玉城ティナさんが炎を背景にしたシーンはシルエットが美しくて……天使ってこんな感じなんだろうなって。僕は地べたに這いつくばっていた場面で、恐ろしいけど美しいものに見えて印象に残っています」という西島の言葉に、ラブホテルの従業員・矢野役の宮沢は「天使……初めて言われました。うれしいです」とはにかむ。そして「あのシーンは熱風がすごかったんですけど、気持ちも乗っかるし、グリーンバックだったらお芝居も全然違うと思うので。リアリティに後押しされました」と述べた。
そして西島は「生々しい銃撃戦、殺し合い、暴力が描かれていて。自分の居場所を作るために戦わざるを得ない、それぞれの役の思いが入ったアクションなので。ぜひそこを観ていただきたいです」、斎藤も「大森立嗣監督の新たなフェーズになるんじゃないかと興奮しました。邦画の枠を超えた、日本人がうまく作ったカリフォルニアロールのような和洋折衷な作品になりました。ぜひ劇場で味わってください」と独特な表現を交えつつ、改めて見どころを伝えた。
最後は本作に出演した宮川大輔が考案した映画の応援キャラクター「グックルくん」がお披露目に。「神聖な場所にそぐわない」「夢に出てきそう」とキャスト陣から散々な言われようだったが、グックルくんが低姿勢でアピールするうちに「手がきれい」「見慣れてきました」とポジティブな感想も飛び出した。
「グッバイ・クルエル・ワールド」は、9月9日より全国ロードショー。
※「グッバイ・クルエル・ワールド」はR15+指定作品
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Praying event for new movie "Goodbye Cruel World" at Hanazono Shrine on 1 Sep 2022 - Nishijima Hidetoshi, Saito Takumi, Miyazawa Hio & Oomori Nao; showing from 9 Sep 2022
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