書籍「反＝恋愛映画論 『花束みたいな恋をした』からホン・サンスまで」が本日発売

書籍「反＝恋愛映画論 『花束みたいな恋をした』からホン・サンスまで」が本日発売された。

本書は映画、音楽、文学、美術、演劇などジャンルを超え、執筆を続けてきた批評家の佐々木敦と、LGBTQ映画を中心とした批評で注目を集める映画執筆家の児玉美月、それぞれに「恋愛映画に距離を感じている」という2人が新旧の恋愛映画を語り合ったもの。

全8章で構成されており、第1章「リアリティと作為性――二〇一〇年代の日本映画」では「寝ても覚めても」「愛がなんだ」など、第2章「多様化する恋愛像――二〇一〇年代の外国映画」では「はちどり」「テイク・ディス・ワルツ」「ロブスター」「お嬢さん」など、第3章「恋愛映画の巨匠？――ホン・サンス」では、ホン・サンスが手がけた「逃げた女」「それから」「川沿いのホテル」「カンウォンドのチカラ」などが取り上げられている。そのほか本書では佐々木と児玉が「花束みたいな恋をした」や「古嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件」「燃ゆる女の肖像」「チェリまほ THE MOVIE ～30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい～」について語り合った。