片渕須直がaction4cinema運営メンバーに加入、アニメーション業界への橋渡しに

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日本版CNC(セーエヌセー)設立を求める会(通称:action4cinema)の運営メンバーに、アニメーション監督の片渕須直が加入したことが明らかになった。

片渕須直

片渕須直

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2022年6月に映画監督有志の会が立ち上げた日本版CNC設立を求める会。日本版CNCとは、映画、テレビ、配信業界が1つの映像文化として連携し、教育支援、労働環境保全、製作支援、流通支援といった映画を守るための支援基金となる共助システムのこと。この構築を業界内により強く継続的に求めるべく活動しているのが日本版CNC設立を求める会だ。

片渕は「多方面に渡るセイフティネットワークを作り、映像界のこの先に未来を抱き直したいとするa4cの行動には、かねてより賛同の意を表してきました。ここへ来て、アニメーションの業界への橋渡しとなる意味で運営に加わらせていただくことになりました」とコメントしている。

なお日本版CNC設立を求める会の運営メンバーには、共同代表の諏訪敦彦、是枝裕和をはじめ、西川美和、舩橋淳、内山拓也、岨手由貴子、深田晃司、四宮隆史がいる。

片渕須直 コメント

3年前に自分の作品のための新しいスタジオを作り、そこでは、これまで制作現場で自分たちがやってきたことを次世代につなぐため、教えながらものづくりをするという態勢を取っています。現状、アニメーションの制作一般が、納期に間に合わせることだけにあくせくするあまり、次々と簡易化した制作方法を取ってはそれを定式化してしまって、本来のものづくりのスタイルが忘れられていく中での、抵抗の意味でもありました。

映画を作っては各地の劇場を回ることも行ってきましたが、新型コロナの状況下で映画興行の現場が傷ついている様子にも多く接しています。なかには、まだ東日本大震災で被った被害さえ回復できないままの劇場すらあるのです。

こうした中で、多方面に渡るセイフティネットワークを作り、映像界のこの先に未来を抱き直したいとするa4cの行動には、かねてより賛同の意を表してきました。ここへ来て、アニメーションの業界への橋渡しとなる意味で運営に加わらせていただくことになりました。

よろしくお願いいたします。

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Ko-Z @particolare1964

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