ルー・リード＆ジョン・ケイル、21年ぶりの共演ライブ追ったドキュメンタリー公開

ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのルー・リードとジョン・ケイルによるアンディ・ウォーホル追悼ライブを記録したドキュメンタリー「ソングス・フォー・ドレラ 4Kレストア版」が、10月28日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの結成に深く関わり、デビューアルバム「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」のジャケットもデザインしたウォーホルは、リードとケイルにとってメンターであり友人でもあった。バンドの方向性の違いにより、リードとケイルの関係は決裂するが、ウォーホルの死後3年、2人は追悼のためのライブを1989年に企画。1968年の決別以来21年ぶりに共演し、共同で書き下ろした15曲を披露した。なおタイトルにある「ドレラ」とはドラキュラとシンデレラを組み合わせたウォーホルのニックネームだ。

ライブを記録したのはエドワード・ラックマン。オリジナルネガは長い間失われたと考えられていたが、トッド・ヘインズによるドキュメンタリー「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の撮影を進める過程でラックマンが発見した。4Kで復元したのが本作だ。なお今年はリードとケイルの生誕80年であるとともに、9月17日から2023年2月12日まで、京都・京都市京セラ美術館でウォーホル大回顧展「アンディ・ウォーホル・キョウト」が開催される。