映画祭でも高評価、黒澤明「生きる」のリメイク作「Living」ティザー予告解禁

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黒澤明の「生きる」をリメイクした「Living(原題)」の初映像となるティザー予告がYouTubeで公開された。

「Living(原題)」 (c)Number 9 Films Living Limited

「Living(原題)」 (c)Number 9 Films Living Limited

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「生きる」(写真提供:Toho Company / Photofest / ゼータ イメージ)

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1952年に公開された「生きる」は、胃がんで自分の余命がいくばくもないことを知った役人が生きる意味を見つめ直す姿を描いた人間ドラマ。志村喬が30年間無欠勤の市役所市民課長役で主演を務めた。

「Living」では第2次世界大戦の荒廃から復興途上にある1953年の英ロンドンが舞台となる。主演は「ラブ・アクチュアリー」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで知られるビル・ナイ。セックス・エデュケーション」のエイミー・ルー・ウッド、「パーティで女の子に話しかけるには」のアレックス・シャープ、「Mank/マンク」のトム・バークもキャストに名を連ねた。「わたしを離さないで」の原作者としても知られる小説家カズオ・イシグロが脚本を手がけたが、全体的なストーリー構成にはほとんど手が加えられていないという。2011年に「Skoonheid(原題)」でカンヌ国際映画祭のクィアパルム賞を受賞したオリヴァー・ハーマナスが監督を務めた。

映画は2022年1月に開催されたサンダンス映画祭で初披露。Rotten Tomatoesでは批評家スコア96%フレッシュの高評価を維持しており、The Playlistには「2022年のサンダンスで披露された最高の映画の1つ」と評された。ティザー予告には、官僚機構の歯車となって事務処理に追われる主人公ウィリアムズの日常が淡々と切り取られている。

「Living」はイタリア現地時間8月31日から9月10日まで行われる第79回ヴェネツィア国際映画祭でも上映。11月にイギリス、12月にアメリカで劇場公開される。日本では東宝配給で2022年以降に公開されることが発表されているため続報を待とう。

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(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)

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💙Shoko Ogushi💛 @vostokintheair

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