台湾から沖縄へ、旧盆の不思議な出来事描く「ボーダレス アイランド」公開決定

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022のスペシャルプログラム招待作品に選ばれた日台合作「ボーダレス アイランド」が、10月1日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開。ポスタービジュアルと予告編も解禁された。

本作では、沖縄と台湾の若者たちの出会いを通して、沖縄の旧盆「ウンケーの日」に起こる不思議な出来事が描かれる。主人公は台湾・台北旧市街で母と2人暮らしのロロ。ある朝、ロロは古い本のページの間に挟まれた1枚の風景写真を見つけ、その裏面には顔も知らない日本人の父の名前が記されていた。母から「父は家族を捨て沖縄へ帰った」と聞かされていた彼女は、真実を確かめるため友人アーロンを誘って沖縄へ。写真を手がかりに目指した「みらく島」は旧盆の3日間、外部の者は島に立ち入ることを禁じられている島だったが、2人は半ば強引に船へ乗り込み島へと向かう。

ロロ役で李佳穎（リー・ジャーイン）、アーロン役で台湾にルーツを持つ朝井大智が出演。ロロが沖縄で出会う不思議な力を持つ娘ナツを中村映里子が演じ、重要な役で加藤雅也も参加している。ほかにも尚玄、吉田妙子、池間夏海ら沖縄出身の俳優が脇を固め、沖縄を拠点に活動する岸本司が監督を務めた。YouTubeで公開中の予告編には、HYによる主題歌「三月の陽炎」に乗せてファンタジックな世界観が映し出される。