深川栄洋の自主映画「42-50 火光」に加賀まりこ、柄本明、白川和子が出演

深川栄洋が2本の自主映画を「sideA」「sideB」と称して連続公開する取り組み“return to mYselFプロジェクト”。このたび、sideA「42-50 火光（かぎろい）」の追加キャスト、新場面写真、予告編が解禁された。

「42-50 火光」は、深川と妻・宮澤美保に起きた結婚後3年間のエピソードをベースに、42歳の女優・佳奈と夫で50歳の脚本家・祐司が、不妊治療などの問題に悩むさまを描いたヒューマンドラマ。宮澤が佳奈、劇団 花組芝居の桂憲一が祐司を演じたほか、吉田幸矢、須永千重、八木さおり、棚橋ナッツが出演した。

このたび発表されたキャストは3名。祐司に“役者との結婚生活”についてアドバイスする女優に加賀まりこ、佳奈の父親でALSを発症する徹に柄本明、佳奈の母親・智子に白川和子が扮する。

YouTubeで公開された予告編には、祐司と佳奈が不妊治療に取り組もうとする様子を収録。佳奈が「お父さんがALSって病気になったかもしれないって」と話すシーンが映し出される。

なお桂は「観た人がそれぞれ違った共感が持てる映画じゃないかなと思います。個人的には夫婦が時には困難を乗り越えなかったりする所が好きだったりします」とコメントしている。

「42-50 火光」は10月7日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、下北沢トリウッドほか全国で順次公開。sideB「光復（こうふく）」は12月9日に公開され、下北沢トリウッドでは12月1日から先行上映される。

桂憲一 コメント

旧友の宮澤美保さんからのお誘いがきっかけで今作品に参加させて頂きました。深川作品は今回が初参加になります。
夫婦の日常を淡々と綴っていくなかで2人の間のちょっとした違和感や共感、周りの環境の変化に翻弄させられる様を過度な演出を加えずに時にコミカルに時にシリアスに描いていて、その世界観に自分も混じっていられれば良いなと思います。観た人がそれぞれ違った共感が持てる映画じゃないかなと思います。個人的には夫婦が時には困難を乗り越えなかったりする所が好きだったりします。