「ONE PIECE FILM RED」はいい男だらけ、田中真弓「1人挙げるなら、コビー!」

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ONE PIECE FILM RED」の公開記念舞台挨拶が本日8月13日に東京・丸の内TOEIで行われ、レギュラーキャストである田中真弓中井和哉岡村明美山口勝平平田広明大谷育江山口由里子矢尾一樹チョー宝亀克寿と、劇場版ゲストの名塚佳織津田健次郎が登壇した。

「ONE PIECE FILM RED」の公開記念舞台挨拶の様子。

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本作は原作者の尾田栄一郎が総合プロデューサーを務める「ONE PIECE FILM」シリーズの第4弾。舞台は世界中が熱狂する歌姫ウタが初めて公の前に姿を現す音楽の島エレジアだ。“赤髪のシャンクス”の娘でありルフィとも親交のあるウタ。彼女の声が世界に響き渡ろうとしていたライブ当日、麦わらの一味の新たな冒険が幕を開ける。

左から名塚佳織、田中真弓、津田健次郎。

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キャスト陣がステージにそろったあと、本作の興行収入が50億円を突破したこと、動員が360万人を突破したことが報告される。これを受け、ルフィ役の田中は「ホントにすごいことになってて、反響もすごいし、舞台挨拶でこんなに登壇したこともなかった。『号泣したからもう1回観ないとよくわからない』という友達もいました。ありがとうございます」と周囲からの声を明かす。

左から田中真弓、津田健次郎、岡村明美。

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ウタ役の名塚は自身の演じた役について問われると「皆さんにウタのことを観てもらえたのもうれしいし、Adoさんと一緒に作った楽曲も皆さんが聴いてくださってると聞くのでうれしい。あとは本当に麦わらの一味の皆さんとこうしてステージに立たせていただけるのもうれしいです。収録のときはご一緒に録ることができなかったんですけど、皆さんと舞台挨拶ができて、仲間……というとあれですけど……一緒にここに立てたことが」と控えめに喜びをアピール。田中が「仲間ですよ!」とフォローすると、名塚は笑顔を見せていた。同じくゲストのゴードンを演じた津田は「長い年月をかけて皆さんが作り上げてきた『ONE PIECE』で、重要な役を演じさせていただくのは緊張しましたね。以前、ヨンジ役で現場に入らせていただいて、そのときに先輩方のすごい熱量を体感したことがあって。それを経験しておいて本当によかったです。とにかくフルスイングするしかないなと感じました」と作品に対する思いを語った。

コメントを紹介する名塚佳織(右)。

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このたびの舞台挨拶では、映画を鑑賞したファンからの声を抜粋して、背景のパネルに書かれた。気になったものを問われた名塚は「今を生きる為の励ましをくれた。素晴らしい傑作。」というコメントを取り上げ、「ウタは歌でみんなに元気や幸せを与えたいと思って突き進んでる子なので、ウタが聞いても喜ぶんじゃないかな」と語る。

矢尾一樹

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フランキー役の矢尾も同じコメントについて触れながら「これは武道館(のイベント)でも言ったんだけど、この映画は新しいジャンルのミュージカルだって感じました。歌詞に持ってかれますよね。我々役者としては、セリフより持ってかれるので若干嫉妬心を感じました」と作品を称賛。これを聞いたブルック役のチョーは「でも皆さん、(ライブのシーンで声を出せないので)乗りたいのに乗り切れないみたいなのがありましたよね。できればいつか、屋外とかで上映していただければ。皆さん観たいですよね?」と観客に呼びかけ、拍手をもらっていた。

平田広明

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サンジ役の平田は、パネルを眺めたあと「どれも素敵なコメントなんですけど、やっぱり一番目立つのはこの真ん中の『ONE PIECE FILM RED』」とボケてみせ、ウソップ役の山口勝平から「タイトル、タイトル! それ感想じゃない!」とツッコまれる。その後平田は「決め台詞に胸がときめき、心に響くシーンに涙しました」というコメントを挙げながら「やっぱりいいですよね。ここで決めゼリフを言ってくれるとスカってするのが定番というか。映画の中ほどですかね……『オーナーゼフ! 長い間、クソお世話になりました!!!』というセリフが……」と、映画には登場していないサンジの名シーンのセリフを口にし、ゾロ役の中井和哉から「平田さんは何をご覧になったんですか?」とたしなめられる。気を取り直した平田は「サンジがレディを救うシーンで泣いてくださった方もいるのではないでしょうか」と呼びかけていた。

田中は「赤髪海賊団いい男達すぎ。」というコメントについて触れ、「シャンクスもかっこいいんですけど、ほかの男たちもホントにいいんですよ。無類の男好きとしては(笑)」と笑う。さらに田中が「もう1人挙げるなら、コビーがいい男になった」と語ると、観客は同意の拍手を送っていた。

名塚佳織

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最後にキャストを代表して名塚と田中が挨拶。名塚は「私は運よくこういうタイミングで作品に出させていただいたことが本当に幸せです。全力で作り上げた作品なので皆さんの心にいつまでも残っていてくれたらうれしいです。ウタは自分の中で生き続けてくれると思うので、皆さんにとっても素敵な作品になってくれたら。これからも『ONE PIECE』という作品を応援してください。今日はありがとうございました」と感謝を述べる。

「ONE PIECE FILM RED」の公開記念舞台挨拶の様子。

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続いて田中が「原作も最終章になったということで。『海賊王に俺はなる』と言い続け23年、まだなっておりません。なれるのでしょうか。私も楽しみにしておるのですが……たまたま昨日、オンエアになったものがあるので、それで締めようと思います。『僕は海賊にはならないよ……海賊王になる男だ!』」と、昨日「金曜ロードショー」で放送された「天空の城ラピュタ」で自身が演じたパズーのセリフと、ルフィのセリフをコラボさせ、イベントを締めくくった。

「ONE PIECE FILM RED」は全国で公開中。

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(c)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (c)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

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