本作は中学生の夏休みを描いた青春ファンタジー。内気な中学2年生の女の子・安藤絢子(アン)は学校になじめず、薄暗い屋上前の階段でいつものように泣いていた。その屋上は飛び降り自殺した女の子の幽霊が出るとうわさされている場所だ。ある日、誰もいないはずの屋上への扉が開き、そこには別室登校をしているという同じクラスの佐田愛菜(アイナ)の姿があった。
渡邉がアン、角がアイナを演じるほか、
渡邉心結 コメント
この「ブルーを笑えるその日まで」のオーディションを受けた際に、武田監督の映画に対する思いが書かれた資料がありました。当時クラスにあまり馴染めずに悩んでいた私は、その資料に書かれていた内容に胸を動かされました。その時に私がアンをどうしても演じたい、この映画に絶対に携わりたいと強く思いました。アン役に選んでいただいたと聞いた時にはこの作品に関われることまた主役という貴重な経験をさせていただけることに対してとても嬉しく思いました。アンは人との会話が少し苦手で、自分の気持ちを上手に伝えることができません。そんなアンの不器用な部分を、視線や表情で繊細に表現したいです。監督やスタッフの方々、キャストの皆さんと一緒にこの作品を通して、アンと同じような悩みを抱えている方に少しでも勇気を与えられるような作品にしたいです。
まだまだ演技の経験も少なく未熟な私ですが、精一杯アンを演じさせていただきます。
角心菜 コメント
自分の居場所を探し求めているアン。そんなアンの唯一の理解者であるアイナを演じます。大人から見ると小さく感じる子供の世界も私達にとってはまるでそこが全てとさえ感じる程のとてつもなく大きな世界です。アンとアイナ、必死に前へ進もうとする2人の姿が中高生の方、そして卒業してその時間を経験した方、様々な世代の方の心に響き、勇気や希望につながれば幸いです。悩みを抱えている方の心に寄り添い、この作品が暗闇に差す一筋の光となる事を祈りながら精一杯アイナを演じたいと思います。
「ブルーを笑えるその日まで」この言葉に込められた武田監督の想いがたくさんの方へと届き、万華鏡のような色とりどりの素晴らしい世界へ導いてくれることを願っています。
夏目志乃 コメント
監督とはじめてお会いした日。ぽつりぽつりと監督の口から紡がれていた言葉が段々と熱を持ちそれが涙となって大きな瞳から溢れ出したのを見て、私はぐっと息をのんだことを今でも覚えています。監督がこの作品にかける想いを知る度に青春時代の監督に会いに行きたい、会ってただただ抱きしめたいと強く思ってきました。その想いを胸にこの作品にしっかり向き合っていく。それが当時の監督を抱きしめることができる唯一の手段だと感じています。監督を筆頭にたくさんの方のいろんな想いが凝縮された作品です。ぜひこの作品を応援していただけたら嬉しいです。
丸本凛 コメント
オーディションから約1年半を経てやっとクランクインができてとても嬉しく思います。
私の演じる田中ユリナは立ち位置が曖昧で台詞合わせや一人で台本と向き合っているときもどうすれば伝わるのだろうとずっと考えていました。映画の中のユリナはあまり目立つようなキャラクターではないと思います。けれどきっと人生の中で一番共感できるキャラクターだと思っています。田中ユリナとしてこの世界を生きられるよう頑張ります。
成宮しずく コメント
私がこの映画に出演が決まり、いじめに対してよく考えるようになりました。
監督の過去の話やいじめの体験談など聞いて、どうして人間はいじめをするんだろうと思いました。「周りの圧力で同調しないといけない」「ストレス発散」「嫌いだから」など様々な原因があると思います。私もクラスメイトに陰で悪口を言われたことがあり、胸が凄く苦しく泣きそうになったことがあります。その時にそばにいてくれた友達にとても感謝しています。今、いじめられてる人が居たら そばに寄り添い話を聞いてあげたい、あなたの味方だよと言ってあげたい、この映画でたくさんの人が救われたらいいなと思っております。
佐藤ひなた コメント
谷本ナオ役を演じさせていただきます佐藤ひなたです。今回この映画に出演するにあたり、監督の作品に込めた想いや登場人物の背景を理解するために、何度も繰り返し台本を読みました。読み返しているうちに「私にとってのブルーってなんだろう」と考えました。今の私のブルー、過去の私のブルー、未来の私への期待を込めたブルー、それは同じようで全く異なる色でした。歩く足を止めてしまうことで変えることの出来ないその色も、勇気を持って前に歩き出すことでどんな色にも出来ます。等身大の自分で演じることで思春期の女の子が見ているその色をよりリアルに表現できるだろうと感じました。この作品を通じて私自身がまた違ったブルーに出会うきっかけになるかもしれません。そしてこの映画が皆様の「今」を考え「未来」への期待に繋がる作品になることを願っています。
武田かりん コメント
「大人になって もしタイムマシンが発明されたら、今の私を助けにいこう」
そんな空想にすがるしかなかった中学生時代から10年。私はあの頃夢見た”タイムマシン”として、この映画を作ります。
私が初めて「死にたい」と口に出したのは中学1年生の夏休みのことでした。その衝動を実行に移したこともありましたが、私は今、24歳です。ひとりぼっちだった当時、いつも考えていたのは、タイムマシンに乗った大人の私が助けに来て「大丈夫だよ」と味方してくれる、そんな空想でした。乗り越えたというと立派ですが、そんな空想で何とか「逃げ切った」それが、私の青春時代の記憶です。
それから10年が経って、そんな青春を笑えるようになってきた今でも何故かふと「どこかであの頃の自分が泣いているのではないか」という気分になる時があります。
「ブルーを笑えるその日まで」タイトルの“ブルー”には様々な意味を込めました。
憂鬱。青空。青春。若い日の、あの頃の記憶。あの頃は信じられなかったけど、今の私は笑えています。この映画で私は、あの頃の自分が言ってほしかったことを言います。
あの頃の自分が見たかったものを作ります。誰も言ってくれなかったことを私が言います。そうすることで、過去 現在 未来の悩める誰かが、ブルーを笑えるその日まで、一緒に歩いていけるのではないかと信じています。
この映画はきっと、あの頃夢見たタイムマシンです。
田口敬太 @nagura_team
こちら早速映画ナタリー様に映画『ブルーを笑えるその日まで』について取り上げて頂きました!
あらすじ、出演者・監督のコメント掲載されています。
応援よろしくお願い致します!
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#ブルーを笑えるその日まで https://t.co/bwc4Gk5cix