宮廷を追われた料理人が庶民のためレストラン開業、「デリシュ！」予告編

“美食の国”フランスを舞台とした映画「デリシュ！」の予告編がYouTubeで公開された。

1789年のフランス革命前夜、貴族と庶民が同じテーブルで食事を楽しむことがなかった時代を背景とした本作。既成概念を打ち破り、誰にでも開かれたレストランをオープンさせる料理人の姿が描かれる。

予告編は、宮廷料理人マンスロンが自慢の創作料理「デリシュ」を貴族たちに振る舞うシーンからスタート。しかし当時、豚のエサとして使われることが多かったジャガイモを使用したことから貴族の反感を買い、彼は解任されてしまう。失意のうちに実家へ戻ると、ある日「弟子にしてください」という謎めいた女性ルイーズが現れ、マンスロンは彼女の熱意にほだされて料理を作る喜びを再発見していく。

「オフィサー・アンド・スパイ」のグレゴリー・ガドゥボワがマンスロン、「KOKORO」のイザベル・カレがルイーズに扮したほか、バンジャマン・ラヴェルヌ、ギヨーム・ドゥ・トンケデックらが出演。脚本家としてキャリアを積み、「ブルー・レクイエム」などで知られるエリック・ベナールが監督を務めた。

「デリシュ！」9月2日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。