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本作では昔気質の刑事・成瀬司が、行きすぎた捜査の結果、広報課の音楽隊へ異動を命じられるさまが描かれる。阿部が成瀬を演じ、清野が交通課のトランペット奏者・来島春子、磯村が成瀬の部下で真面目な若手刑事・坂本祥太、高杉が自動車警ら隊所属のサックス奏者・北村裕司、見上が成瀬の一人娘・法子に扮した。
楽器演奏シーンも吹替なしで撮影された本作。阿部は「楽器と聞いただけで断ろうと思ったんです」とオファーを受けた際のことを振り返り、「でも『ミッドナイトスワン』の内田さんが次に何をやるんだろう?と思って。挑戦したいなと」と回想する。そして「ドラムはまったくやったことがなくて、数が多くてどれをたたいていいかわからなかったんです。家ではたたけないので、ゴムパッドを買ってきて木魚をたたくようにずっと練習してました(笑)」とコメント。そんな阿部の演奏について清野は「かっこよかったです! こんな簡単な言葉で片付けちゃいけないんですが、本当に素晴らしかったです!」と、高杉は「阿部さんのドラムをたたいている姿を生で見られて、この撮影に参加できてよかったなって。マジでかっこよかったです!」と絶賛する。それを受け、阿部は「もう何も言えません!」と破顔して喜んだ。
阿部との共演を「刺激的で楽しかったです」と報告する磯村が「阿部さんがカブトムシを見つけて、ポケットに入れていたといううわさをスタッフから聞いたんですが……本当ですか?」と聞くと、阿部は「確かに」と回答し、笑いを誘う。さらに「クワガタが肩に飛んできて、小さかったんでこれは入れておこうと。それを見ていた照明さんがカブトムシを3匹くれたんです(笑)」と裏話を披露した。
見上は成瀬がドラム、法子がギターでセッションするシーンに触れつつ「普通、始めたばかりだとドラムを見ることに一生懸命になってしまうと思うんです。でも阿部さんはアイコンタクトを取りながらリズムをキープされていて、心が動きました。素晴らしかったです!」と述懐。阿部は「あの場面はすごくよかったんですよ。カメラワークもすべてがばっちり決まったシーンだったのでうれしかったですね」とほほえんでから、「娘に反抗されるシーンがあるんですけど、その日1日は本当に暗かったです(笑)」と伝えた。
内田は「楽器を必死に練習する皆さんの姿を見て、申し訳ないお願いごとをしたなと思いました。3人とも撮影が始まるときには楽器ができるようになっていて正直びっくりしました」と阿部、清野、高杉をたたえ、磯村も「音楽隊のチームの団結力を見ていると俺、今何やってんだろうな?と。(坂本は)早く事件追いに行けよ!と思っちゃうぐらいでした(笑)。素晴らしい演奏でした」と続ける。
最後に内田は「映画を観た方にタイトルの雰囲気と映画の中身が意外と違うと言われます。いろんなことを感じていただけたらと思います」とコメント。阿部はマスクを着けた鑑賞前の観客を見渡し「皆さんの笑顔や表情が見たいなという思いです。この映画をご覧になるといろいろ感じていただけると思います。楽しんでください」と呼びかけた。
「異動辞令は音楽隊!」は8月26日より全国ロードショー。
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