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八目迷の同名小説を原作とする「夏へのトンネル、さよならの出口」は、欲しいものがなんでも手に入るという不思議なトンネル“ウラシマトンネル”に足を踏み入れた少年少女のひと夏を描くアニメーション。本日、監督の田口智久は体調不良のため欠席となり、企画・プロデュースを担当した小山直紀(ポニーキャニオン)が代理で参加した。
初めてアニメ作品に声優として参加した鈴鹿は「踏み入れていい世界なのかなと思いつつ、アフレコの2日間が本当に尊くて楽しくて、こんなに充実した時間があるのか」としみじみ述べ、本作の思い出を振り返りながら「『幸せ者だなあ、大切にしたいな』という思いがあります」と噛み締めるように語った。
飯豊は2人ともオーディションで役を射止めたことを明かし、「周りはプロの声優さんなので浮いてないか心配がありましたが、鈴鹿さんも(普段は実写に出演する)役者さんなので、2人で収録できたのが心強かったです」と述懐。そして「アフレコではまだ映像も完成していなかったので、イマジネーションが必要で、ちょっと難しくもあり楽しい作業でした」とほほえんだ。
ストーリーにちなみ夏の思い出を聞かれると、鈴鹿は「花火のシーンがあるんですけど、僕も思い出深くて。母方の祖父母の家が海に近くて、毎年夏に港から花火が打ち上げられるので、家の前で親戚で集まって見上げていました」と思いを馳せる。さらに思い出があふれてきたようで、「小6のときに、周りの友達がみんな携帯電話を持っていて。僕も母親が使っていた電波がつながらないガラケーで『一応持ってるよ』とアピールしてました(笑)」と子供時代ならではのエピソードを披露した。飯豊は「夏祭りに行くと盆踊りに率先して参加するタイプなんです。(コロナ禍で中止のため)また復活してほしいなあ」と言いながら、自身の出身地に伝わる「千葉おどり」の「やっさほっさ」という節を懐かしんでいた。
締めの挨拶では、鈴鹿が「人生を歩んでいく道の中で、壁にぶち当たって、どう乗り越えていこうと考えている2人がいて。1人ひとりに寄り添ってくれる物語なので、皆さんの中でこの物語が続いていくというか……」と熱弁するも「(観客が)3人目の主人公ということを伝えたいんですけど、ボキャブラリーが……」と苦笑。最後は「ここからは皆さんとの共同戦線なので! よろしくお願いします」と劇中のセリフを用いて呼びかけた。
「夏へのトンネル、さよならの出口」は9月9日に全国で公開。
ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud
鈴鹿央士のアニメ初参加は“尊くて楽しい”時間に、飯豊まりえが「心強かった」と感謝(写真11枚)
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