劇場アニメ「かがみの孤城」主演は15歳の當真あみ、原恵一「こころを見つけました」

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劇場アニメーション「かがみの孤城」の主人公こころの声を、15歳の新人女優・當真あみが担当することがわかった。

左から當真あみ、こころ。

左から當真あみ、こころ。

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「かがみの孤城」ティザービジュアル

「かがみの孤城」ティザービジュアル[拡大]

本作は、辻村深月の小説をもとにしたファンタジーミステリー。鏡の中にある不思議な城を舞台に、似た境遇の子供たち7人がなんでも願いが叶うという秘密の“鍵”を探す様子が描かれる。

ドラマ「妻、小学生になる。」やカルピスウォーターのCMに出演し、注目を集めている當真。原作のファンだった彼女は「本当にびっくりして、聞き間違いじゃないかと思いました」と主演に決まった心境を伝える。監督の原恵一は「當真さんの無垢でまっさらな声や、言いたいこともなかなか言えないような辿々しさ、當真さんの今とこころの今がぴったり一致していて、こころは彼女だと思いました。こころを見つけました」と起用理由を語った。

なおYouTubeでは、特報と當真を捉えたメイキング映像が公開中。

「かがみの孤城」は12月23日より全国ロードショー。

當真あみ コメント

こころちゃん役に決まったと聞いたときは本当にびっくりして、聞き間違いじゃないかと思いました。
原作の「かがみの孤城」はお薦めされて読んだあと、自分でも買って読み返したくらい好きな小説だったので、すごく嬉しいです。
声のオーディションというのが初めてだったので“こういう感じでいいのかな”と不安もありながら、こころちゃんと自分が似ているところがあると思ったので、どうしてもこころちゃん役を勝ち取りたいと思って必死に練習して挑みました。
こころちゃんは少し臆病なところもあって、私自身ちょっとした事や思っていることを口に出せないことがあるので、そういうところが自分と似ている気がします。
原作を読んでいるときに、こころちゃんのことを応援したいと思いながら読んでいたので、同じように、観ていただく皆さんに応援してもらえるような作品にできるよう頑張ります。

辻村深月 コメント

「かがみの孤城」は映像化がかなり難しい小説なのではないかと感じていました。しかし、アニメであれば作中の城の世界観や、主人公たちの思いを原作の持つ雰囲気のまま届けていただけるのではないか、と想像が膨らみ、ぜひお願いしたいと思いました。
書いている時には気づかなかったのですが、自分の部屋の鏡を入り口に城に出かけるという設定は、自分が十代の頃、本やアニメ、映画に求めていたことそのものだなと感じています。ページを開けばそこに自分の居場所がある。読んでいる間は主人公たちの仲間になる。今回の映画も誰かにとってのそんな存在になってくれたら、とても嬉しいです。
また、原監督は私が多感な時期にとても影響を受けた方です。その原監督に今回、「かがみの孤城」をお願いできることに大きな幸せを感じています。スクリーンで生きて動くみんなに会えるのを、今からとても楽しみにしています。」

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(c)2022「かがみの孤城」製作委員会

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