本作の主人公は、北海道で生まれ育った27歳の小児科医・志子田武四郎(しこたたけしろう)。彼は勤務先の病院に新設されたPICU(小児専門の集中治療室)に異動し、そこで植野元(うえのはじめ)と出会う。植野は日本各地でPICUの整備を推進してきた、小児集中治療のパイオニア。「日本一広大な自然を相手に、医療用ジェット機を運用した日本屈指のPICUを作る」という“最後の大仕事”を成し遂げるため、東京からはるばるやってきた。陸路での搬送が絶望的な北海道で、医療用ジェット機で山を越え1秒でも早く搬送すること、そしてどんな状況のどんな子供でも受け入れられるPICUを作ること。そんな覚悟を持ってやってきた植野との出会いが、武四郎の小児科医人生を大きく変えていくことになる。
不器用で純朴、泣き虫で未熟な“どさんこドクター”の武四郎を演じる吉沢は「命とどう向き合うか。人の死から何を学ぶのか。そんなシンプルでありとても深い、普遍的なテーマになんの小細工もなく真っ正面から向き合う作品になると思います。人の命を救うのは神様でもスーパーマンでもない。救う側の人間としての未熟さ、葛藤などを丁寧に描ければ」と述べている。
「アライブ がん専門医のカルテ」の倉光泰子が脚本を手がけ、「監察医 朝顔」シリーズの平野眞が演出を担当する「PICU 小児集中治療室」は毎週月曜の21時から放送。
PICU 小児集中治療室(仮題)
フジテレビ系 2022年10月スタート 毎週月曜 21:00~21:54
吉沢亮 コメント
命とどう向き合うか。人の死から何を学ぶのか。そんなシンプルでありとても深い、普遍的なテーマになんの小細工もなく真っ正面から向き合う作品になると思います。
人の命を救うのは神様でもスーパーマンでもない。救う側の人間としての未熟さ、葛藤などを丁寧に描ければ。
個人的に子供の頃から、“野球と言えばイチロー”、“ドラマと言えば月9”ってくらいお馴染み感があるものだと勝手に思ってましたので、その主演をやらせて頂けるっていうのはもう。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
浮山越史(医療監修)コメント
2018年、医療監修で携わらせていただいた小児外科医のドラマ「グッド・ドクター」は私にとってもすごく大切な作品でした。一方、小児救急は大切だけれど全国的に見ると不十分なところがあるのも事実です。このドラマを通じて認知度が上がって、小児救急・PICUが日本中に広まり、全ての子どもたちが医療の恩恵を受けられるよう期待しています。
金城綾香(プロデューサー)コメント
“PICUをドラマにしてみてはどうか”と、2018年に「グッド・ドクター」で医療監修を担当してくださった杏林大学病院の浮山先生からお声がけいただいたことが、本作のきっかけでした。私自身不勉強でPICUという存在を知りませんでしたし、お話を伺えば伺うほど、ドラマとして描きたいという思いが強くなっていきました。そして、その仕事に新鮮な気持ちで取り組んでいく若き医師は、吉沢亮さんに演じていただきたいと強く思いました。吉沢さんの眼差しは力強く、そして堪えるような繊細なお芝居は稀有なものだと思います。本作において、主人公を演じて頂けるのは吉沢さんをおいて他にいないと思いましたし、制作陣は吉沢さんをイメージして志子田武四郎を作り上げました。小さな命の灯火をどうにか絶やさないように人生を懸けて力を尽くされている先生方の姿を通して、生活の温かさや命の大切さを少しでも表現していきたいと思います。
関連記事
吉沢亮の映画作品
関連商品
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“「アライブ がん専門医のカルテ」の倉光泰子が脚本を手がけ、「監察医 朝顔」シリーズの平野眞が演出を担当”/吉沢亮が純朴な小児科医を演じる月9ドラマ「PICU」10月にスタート - 映画ナタリー https://t.co/SrO2SAUtuU