五百旗頭幸男によるポリティカルドキュメンタリー「裸のムラ」10月公開

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「はりぼて」で知られる五百旗頭幸男の監督作「裸のムラ」が、10月8日に東京・ポレポレ東中野、石川・シネモンドほか全国で公開されることがわかった。

「裸のムラ」メインヴィジュアル

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「裸のムラ」

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「裸のムラ」

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富山のチューリップテレビを辞した五百旗頭が、新天地の石川テレビで制作した2本のドキュメンタリー番組「裸のムラ」「日本国男村」から生まれた本作。石川を舞台に、社会に偏在する家父長制(パターナリズム)の徴を笑いとともに抉り出していくポリティカルドキュメンタリーだ。谷本正憲、馳浩、森喜朗に加え、市井の生活者の姿がカメラに収められた。

メインビジュアルのデザインは、東海テレビドキュメンタリー劇場「ヤクザと憲法」「さよならテレビ」などのドキュメンタリー映画の宣伝美術を手がける渡辺純が担当。五百旗頭は「世の空気は政治や行政によって醸成され、市井の人々へと伝播する。今作は前作『はりぼて』のように明快に不正を暴くものでなく、この国のムラ社会を覆う空気を描いたものだ」とコメントしている。

五百旗頭幸男 コメント

五百旗頭幸男

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世の空気は政治や行政によって醸成され、市井の人々へと伝播する。今作は前作「はりぼて」のように明快に不正を暴くものでなく、この国のムラ社会を覆う空気を描いたものだ。目に見えないが、人々は簡単に流され、染められていく。その様は滑稽で危うい。一昨年、17年勤めた地方局を離れた。社会の空気はテレビ局をも支配し、官僚機構同様、忖度がはびこり同調圧力が強まった。ドキュメンタリーは作り手の今も映し出す。地方局内に染み込んだ空気により傷を負った制作者として、その源を探り、見えない空気を映像化するのは宿命だった。

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(c)石川テレビ放送

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Ko-Z @particolare1964

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