SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022のコンペティション部門のクロージングセレモニーが本日7月24日に行われ、グランプリほか各賞が発表された。
“若手映像クリエイターの登竜門”として次代を担う才能の発掘を目指すSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。国際コンペティションには99の国と地域から775本の応募があり、10本がノミネートされた。最優秀作品賞(グランプリ)はフランスのサミュエル・セイス監督作「揺れるとき」が受賞。仏ロレーヌ郊外の貧しい地域で暮らす10歳の少年ジョニーが、ときに家族とぶつかりながら成長していく姿を描いた作品だ。
セイスは「さまざまな物語が語られ始め、技術革新によって新たな領域への挑戦が始まっているので、観客の皆さんが再び映画館へ足を運んでくれるといいなと希望を抱いています」とコメント。国際コンペティション審査委員長の
国内コンペティションの優秀作品賞は、短編部門が若林萌監督作「サカナ島胃袋三腸目」、長編部門が余園園監督作「ダブル・ライフ」に決定。魚の腹の中で暮らす豚と魚とおたまじゃくしをポップに描いた「サカナ島胃袋三腸目」について、審査員の
すべての国内作品の中から選出されるSKIPシティアワードは、
すべての受賞結果は以下の通り。なおオンライン配信は、引き続き7月27日23時まで開催される。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022 受賞結果
国際コンペティション
最優秀賞作品賞(グランプリ)
「揺れるとき」(監督:サミュエル・セイス)
監督賞
「マグネティック・ビート」(監督:ヴァンサン・マエル・カルドナ)
審査員特別賞
「UTAMA~私たちの家~」(監督:アレハンドロ・ロアイサ・グリシ)
観客賞
「彼女の生きる道」(監督:セシル・デュクロック)
国内コンペティション
SKIPシティアワード
「Journey」(監督:霧生笙吾)
優秀作品賞(長編部門)
「ダブル・ライフ」(監督:余園園)
優秀作品賞(短編部門)
「サカナ島胃袋三腸目」(監督:若林萌)
観客賞(長編部門)
「ヴァタ ~箱あるいは体~」(監督:
椿原 敦一郎 @teamokuyama
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、国際コンペ最優秀賞は少年の成長を描くフランス作品 https://t.co/fMqMrfAc2u