阿部寛がスター・アジア賞を日本人初受賞、「異動辞令は音楽隊!」でNYへ

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異動辞令は音楽隊!」がアメリカ現地時間の7月22日にニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)にてワールドプレミア上映され、主演の阿部寛と監督の内田英治が登壇。阿部はアジアでもっとも活躍する俳優に与えられるスター・アジア賞を日本人として初めて受賞した。

阿部寛

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「異動辞令は音楽隊!」

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本作は鬼刑事の成瀬司を主人公とする物語。行き過ぎた捜査が原因で警察音楽隊への異動を命じられた成瀬が、それまでとはまったく異なる職務に戸惑いつつも打ち込んでいく姿が描かれる。映画祭のエグゼクティブ・プロデューサーであるサミュエル・ジャミアは本作を「『ダーティハリー』を彷彿させる警察が主人公のコメディ」と紹介。さらに「彼は中年になった自分の人生に向き合っています。それについて心当たりがいる人もいるかもしれませんね(笑)。つまり誰もが直面するような人生における困難や世代間の違いなどにも向き合っているのです」と述べた。

スター・アジア賞を受賞しスピーチする阿部寛。

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スター・アジア賞は過去にイ・ビョンホンやカン・ドンウォン、ドニー・イェンらが受賞している。阿部はその国境を越えて活躍する国際性、30年に及ぶキャリアで出演してきた作品のジャンルの幅広さなどが高く評価された。阿部は喜びを噛みしめながら、ゆっくりと英語でスピーチ。観客や映画祭への感謝を述べつつ「これまでの作品を手がけてくださった、すべての監督、俳優の皆さん、スタッフの皆さんにもここで改めてお礼を言わせてください。本当にどうもありがとうございます」と語る。また内田は「皆さんご存知のように阿部さんは本当に特別な俳優なので、主人公は阿部さんしかいないなあとという気持ちで撮影していました。NY市警にも有名な音楽隊があるので、僕の夢は、阿部さんが、NY市警の音楽隊と対決する『パート2』を作ること」と話した。

「異動辞令は音楽隊!」

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「異動辞令は音楽隊!」Q&Aの様子。

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上映後のQ&Aでは、阿部がたたくドラムの描写や役作りに関する質問も。阿部はドラムをまったくたたいたことがない中で、迷いながらも主演のオファーを引き受けたという。「最初はたたき方からまったく分からなくて、もういつになったらできるんだろう?と。初めて役作りで半分あきらめかけたんですけど、1カ月半くらい過ぎてから、みんなと一緒に合同で練習したんです。『宝島』という曲を、とりあえず最後まで演奏したんですね。やっぱりそれぞれ下手だけど、一緒に助け合いながらもやれた。そこからつかみ出して学びが早くなりました」と振り返った。

「異動辞令は音楽隊!」は8月26日に全国ロードショー。

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(c)2022『異動辞令は音楽隊!』製作委員会

読者の反応

Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld

Abe Hiroshi presented with the Star Asia Award at the New York Asian Film Festival on 22 Jul 2022; first Japanese actor to win this; he was there for the world premiere of his new movie "Idoujirei wa ongakutai!" showing in Japan from 26 Aug 2022
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