映画作家であり、
本作は高知県・四万十川のほとりに暮らす一家の物語。老いた祖父と余命をそこで暮らす決意をした母、それに寄り添う息子・ノロの姿を通して、土地に刻まれた時間の痕跡が描き出される。若くして両親を亡くし、高知県で祖父と暮らす甫木元自身の現在も投影されている。出演は
あわせて解禁となったティザービジュアルには、画家の竹崎和征と西村有が共同制作したペインティングを使用。YouTubeでは特報が公開中だ。
4年前に母の故郷である高知へ移住し、脚本を書いてきたという甫木元。本作について「終わりに背を向け永遠を求めてしまう『はだかのゆめ』の中を彷徨いながら、いま一度生きてる者と死んでる者の距離を測り直し見つめ直す。運動の軌跡と弔いの音楽を移ろいゆく季節と水の流れと共に、終わりに向かう話ではなく、物語がそこから始まるような映画になればと思い製作しました」とコメントしている。なお甫木元の大学時代からの恩師であり、2022年3月に急逝した映画監督・
甫木元空 コメント
音楽家であった母が弾くピアノにいつからか誘われるように歌を歌い、曲を作り始めたことが自分の表現の始まりです。
そんな母の故郷高知県で映画を製作するために、4年前に高知に移住し脚本を書いてきました。
母と祖父と過ごした4年間、それは母にとって闘病期間ではありましたが、食事をつくり、洗い物をして、洗濯物をする、できる事をしながら生きるという事について賢明に模索する期間でもありました。
本作の主人公同様いつも何事にも間に合わないノロマな自分は、最後まで自分の余命をしりながら賢明に生きる母をただただ最後まで見つめる事しかできませんでした。
終わりに背を向け永遠を求めてしまう「はだかのゆめ」の中を彷徨いながら、いま一度生きてる者と死んでる者の距離を測り直し見つめ直す。運動の軌跡と弔いの音楽を移ろいゆく季節と水の流れと共に、終わりに向かう話ではなく、物語がそこから始まるような映画になればと思い製作しました。
青山真治(映画監督)コメント
新しい才能などもう現れないし、新しい映画などもう必要ない。
そもそも新しさという言葉にもはや価値を見いだせない。もちろん、それは失望から洩れる嘆息でしかなかった。
だが「最後の映画」との出会いという夢をまだ諦められずにいたこともたしかだった。
日本映画に現れた、甫木元空という「最後の映画作家」。
※「はるねこ」プレスシートより一部抜粋
甫木元空の映画作品
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. @jyd2j
ナタリー - https://t.co/mtvfQ3i4Po 映画作家であり、Bialystocksとして音楽活動もしている甫木元空の長編2作目「はだかのゆめ」が、11月25日より東京・シネクイントほか全国で順次公開される。青山真治が“最後の映像作家”と評した甫木元空の長編第2作「はだかのゆめ」公開決定 https://t.co/EIo3iSrHXL