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本作はヤクザ組織の資金洗浄現場を狙った大金強奪に成功した強盗組織のメンバーたちを描くクライムエンタテインメント。全員互いに素性を明かさず、それぞれの日常に戻るはずが、ヤクザに追われる日々が幕を開ける。西島が主人公の元ヤクザ・安西役で出演した。
イベントは、ミッドタウン日比谷の1階アトリウムで実施されたセレモニーからスタート。劇中で安西の愛車として登場するフォード・サンダーバードを前に、西島は「みんなで乗った車なので印象深いです。こんな感じだったんですね、夜のシーンだったのであんまり見ていなかった」と笑顔を見せる。続けて三浦が「こんなに汚かったんですね(笑)」と素直な感想を述べ、笑いを誘った。
舞台挨拶が始まると、それぞれの役どころについて質問が。西島は「最近は穏やかな役をやることが増えていて、暴力にさらされる役をやっていなかった。今回はかなり追い込まれていく役なので、そんな僕が好きな方がもしいらっしゃったら、ご期待に沿えると思います(笑)」と語る。裏稼業でのし上がるヤミ金業者・萩原を演じた斎藤は、「(萩原へ)愛しい思いを持ち、足し算・引き算をしながら、行くならとことんやろうと監督と一緒にキャラクターを作っていきました」と振り返った。
事件に巻き込まれるラブホテル従業員・矢野に扮した宮沢。自身の役に関して「(矢野は)生きていることや世の中に対して不満があるけど、実はすごく希望を持っている。最後まで目の奥の輝きを失わないように気を付けました」と伝える。さらに宮沢が「工さんは演じているとき、鳥肌が立つほど怖くて。カットがかかった瞬間に優しい工さんに戻る」と撮影時のエピソードを話すと、斎藤は「切り替えというか、氷魚さんの純朴な瞳を見ると、心がほだされてしまうというか......キュンとしてました」と返答した。
借金取り立てに追い詰められている美流役の玉城は、「役作りでは、ビジュアルをオレンジ色の髪にしてメイクを濃くして、洋服を決めて、とビジュアルを固めたことが役立った。揺れ動いている女性なので、素直な形で投影できたと思います」と述懐。加えて作品の見どころとして「今回は安全にですけど、痛めつけられたりしているので、そこを見てほしいです」とほほえむ。三浦は玉城の演技を称賛しつつ「(劇中の)爆破に関しては、西部警察に勤めていたことがあるのでそんなには驚きませんでした(笑)」と発言し会場を笑いに包んだ。
大森は「本当に見どころがいっぱいある映画です。頭であまり考えずに体感してほしいです」と観客に呼びかける。最後に西島は「生きていて自分の場所が見つからない、安心していられるところがないという感覚がある人は多いと思う。この映画を観ると、誰かに感情移入をして物語をキャラクターと一緒に生きていける。誰かに気持ちを乗せて、その人が生き延びるように願いながら楽しんでいただけたら」と語り、イベントを締めた。
「グッバイ・クルエル・ワールド」は9月9日より全国ロードショー。
※「グッバイ・クルエル・ワールド」はR15+指定作品
Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld
Completion event of new movie "Goodbye Cruel World" at TOHO Cinemas Hibiya on 7 Jul 2022 - Nishijima Hidetoshi, Saito Takumi, Miyazawa Hio, Tamashiro Tina & Miura Tomokazu; showing from 9 Sep 2022
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