「六本木クラス」竹内涼真が“信念”を語る、香川照之は平手友梨奈のエンジン温める

ドラマ「六本木クラス」の制作発表記者会見が本日6月29日に東京・テレビ朝日本社で行われ、キャストの竹内涼真、新木優子、平手友梨奈、香川照之らが出席した。

本作は韓国ドラマ「梨泰院クラス」の原作マンガを翻案した日韓共同プロジェクト。絶望の淵に立たされた男・宮部新が復讐を誓い、金と権力を振りかざす巨大外食産業「長屋ホールディングス」に立ち向かっていくさまが描かれる。竹内が六本木で居酒屋「二代目みやべ」を営む新、新木と平手がヒロインの楠木優香と麻宮葵にそれぞれ扮するほか、香川が長屋ホールディングスの会長・長屋茂役で出演する。

竹内は「昨日もバチバチのシーンを撮っていたんですが、香川さんとの共演を心から楽しみにしていました。いいシーンにするためにいろいろなアイデアという“球”を投げていただき、いいセッションができています」と撮影への手応えを語る。

MCから「六本木ロケならではの撮影エピソード」を聞かれると、新木は「一番印象に残っているのは新、葵と3人で走るシーンです」と述懐。平手も同じシーンが印象に残っていると答えると、香川が「平手さんの年代にとって六本木ってどんな街なんですか？」と質問する。

平手が「六本木に来ること自体があまりないんです。大人っぽくて、おしゃれで高級感があるイメージを持っていました」と話すと、香川はさらに「新宿とか行くんですか？」と質問。平手が「行かないです」と言うと「新宿、池袋、六本木、渋谷で順位付けてもらっていいですか？」と畳み込み、「平手さんあまりおしゃべりにならないから転がしてエンジンあっためないと」と述べて笑いを誘った。

イベントでは、本作の撮影風景やNG集が収録された特別編「ウラ六本木クラス」がTELASA（テラサ）で配信されることも発表された。竹内は「切りたくないけど本編では仕方なく切ったいいシーンが詰まっていますし、僕らがどんなふうに作品をチームで作っているかが見られます」と語る。

初回放送日が7月7日の七夕であることにちなみ、「今の願い事は？」という質問も。香川は「この会見の前に、進行説明をされたテレ朝の方から『願い事の内容がかぶらないようにお願いします』と言われているので、私の願い事は『この4人の願い事がかぶらないように』ということです」と言ってまたも笑いを取る。なお平手は「いい作品になればいいと思っています」、新木は「これ以上暑くならないように」、竹内は「ドラマが大ヒットすること」とそれぞれ願い事を発表した。

記者から「このドラマのテーマは信念。ご自身の信念は？」と質問が飛ぶと、竹内は「今はネットでいろんな情報が得られるので便利なんですが、そういうものをあまり入れすぎると、本来自分たちがやりたかったことの筋が通らなくなる気がしていて。周囲の声を一度置いておく、ということを意識しています」と回答。香川は「こういう記者会見にいっぱい出てきましたけど、記者の方から抽象的な質問があるんですね。そういう質問に全力で答える、ということが私の信念です」と笑った。

イベントには原作者のチョ・グァンジンも登壇。平手を葵役に推薦した理由を「『響 -HIBIKI-』という映画を観たとき、平手さんが演じていた役が『梨泰院クラス』のチョ・イソと似ていたので、葵役に合うんじゃないかと思ったんです」と説明。さらに「信念というテーマ自体は『梨泰院クラス』も『六本木クラス』も同じですが、今作は日本で作られるもう1つの新しい作品。期待しています」と語った。

「六本木クラス」は7月7日よりテレビ朝日系で毎週木曜21時からオンエア。毎週の地上波放送終了後にTELASAで配信される。

木曜ドラマ「六本木クラス」

テレビ朝日系 2022年7月7日（木）スタート 毎週木曜 21:00～21:54
※初回は10分拡大スペシャル