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はやみねの小説「怪盗クイーン」シリーズを映像化した本作。性別・年齢・国籍不明の怪盗クイーンが、謎のサーカス団に横取りされた宝石「リンデンの薔薇」の奪還を試みるさまが描かれる。大和はクイーン、加藤はパートナーのジョーカーに声を当てた。
大和は衣装のみならず髪型までクイーンになりきり、加藤もジョーカーを意識した装いで登場。お互いの姿をまじまじと見ながら「クイーンじゃないですか!」「ジョーカーじゃないですか!」と大げさに驚いてみせ、大和は「気付いたら髪がパールホワイトになっていました」といたずらっぽくほほえむ。またクイーンとジョーカーの関係を大和が「友達です」と言うと、加藤はすかさず「パートナーです」と主張し、原作さながらの振る舞いを見せた。公開初日を迎えて「夢じゃなかった」としみじみ目を細めるはやみねも「隣にクイーンとジョーカーがいるので、余計に夢を見ているような気になっています。新たに夢を見させてもらってると思うぐらいリアル。皆さんもそう思いますよね?」と喜びの表情を浮かべる。原作者に太鼓判を押され、2人は「うれしいですね」と声を弾ませた。
オファーを受けた際の心境を、加藤は「僕がですか?と言う感じでした」と述懐。「こういう愛されている作品でまさか自分にお声がけいただけるとは。やるからには作品もキャラクターも愛したいなと思いました。原作を読んだらすぐ虜になりまして。早くアフレコしたいという気持ちが芽生えました」と振り返る。キャストが発表される前に収録を終えていたそうで、大和は「誰がクイーンをやるんだろう?と皆さんが言っている間は冷や汗が(笑)。試験結果を待つ学生さんのような気分でした」と吐露した。
注目シーンを尋ねられると、加藤はRD役の内田雄馬を含めた3人でのアフレコのエピソードを披露する。「動きがあるシーンの大和さんのアフレコ姿がめちゃくちゃかわいかったんですよ。僕も思わず体が動いちゃったりしますけど、(大和の)後ろ姿を僕と雄馬くんでずっと見ていて。その姿を思い浮かべながら観てもらうと、より愛しい気持ちになるんじゃないかな」と明かす加藤に、大和は「そんなに見られてたなんて!」と照れ笑い。そんな大和も「ジョーカーくんが猫に邪眼を向けるじゃないですか。だけど和樹さんは猫が大好きなんですよ。そう思って観ると愛しく感じると思います」と推奨し、加藤は「本当は邪眼なんて使いたくない。『あーよしよし』ってしたい(笑)」と同調した。
また主題歌「逆転のレジーナ」を歌うLittle Black Dressは原作を愛読していたようで「原作ファンとしては徐々に種明かしされていくところがワクワクします。原作を知らない方もハラハラすると思います、何回観ても!」と興奮冷めやらぬ様子でアピール。はやみねは「原作を書いた人間としては、(飛行船)トルバドゥール号とカモメが飛んでいくところは注目してほしい。スタッフの方々はこんなに原作を大事にしてくれているんだと感じました」と感謝を込める。最後に大和は「この小説が劇場アニメになって本当にうれしいです。たくさんの方に観ていただき、“赤い夢のワールド”に入って楽しんでください」と呼びかけ、舞台挨拶を締めた。
「怪盗クイーンはサーカスがお好き」は全国で上映中。
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