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山田は主人公エド、ホムンクルスの生みの親“お父様”の若い姿、ヴァン・ホーエンハイムの若かりし頃と、3役を演じている。エドと若いお父様の対立シーンについて「お相手の俳優さんがいない中、苦痛や怒りの表情を完全に一人で演じていたので、想像力を働かせる上で普段使わない部分の頭を使っていました。芝居というよりもどれだけ“お父様”を再現できるかというところを意識して演じていました」と回想。そして「原作ファンの方もあのクライマックスのバトルシーンは観たいのではないかと思うので、どういう風に、どんなクオリティーで再現されているのか、楽しみにしていただきたいです」と自信をのぞかせた。
渡邊はリン・ヤオと強欲のホムンクルスであるグリードの2役で出演。リンに関しては「どこか飄々とした雰囲気を出しつつも、王子なので気品と自信に満ちあふれているという部分を大切に演じていました。ですが、それだけではなくリンはちょっと情けなさや頼りない所もあるキャラクターなので、そういった彼ならではの個性も垣間見えるようにという監督にも最初言われた部分を重要なポイントとして意識していました」と述べ、グリードについては「獣ですね。リンの立ち姿は腕を組んでいる時にしろ常に胸を張って背筋をピンとする事を意識していたんですが、グリードは逆にモノの見方が下から入る感じで圧倒的な獣感を意識していました。そうすれば自ずと出てくる声は変わってくるので違いが出ればなと思って演じていました」と話す。
セリム・ブラッドレイと、傲慢のホムンクルスであるプライドを演じた寺田は「特に声の高低差を意識しました。セリムの時はかわいらしく、プライドの時は傲慢にしました」と述懐。山田は「ダークな寺田心くんは、なかなか見られないと思うんですよ。そういう意味でも一緒に演じていて面白かったです。『ああ、そうくるのか!』と感じることが何度もあって、心くんのなかで一生懸命に解釈して演じている、その姿に感銘を受けました」と寺田との共演を振り返った。
また先着限定の入場者特典も明らかに。6月24日から26日に配布されるスペシャルイラストカードは、「完結編」の本ポスタービジュアルを再現したデザインに。7月1日から3日には、原作キャラクターたちによる撮影の合間のひとコマを描いたカードがプレゼントされる。なお、カードはともに原作者の荒川弘が描き下ろした。
曽利文彦監督作「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」は6月24日より全国でロードショー。
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