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本作での役作りについて芦田は「原作が好きで、うららの雰囲気を壊したくないと思っていた。演じるときも原作のうららの表情を見直したり、“うらら像”をつかんでいきました」と述懐。高橋は「僕は幼なじみがいないので、友人に相談しました。紡は“さりげなイケメン”なので、研究しながらがんばりました」と告白した。
自身の母の私物を劇中で使用することを提案したという宮本。「母が書道をやっておりまして、去年亡くなったのですが、雪さんとキャラクターがかぶるんです。長い間1つのものを大切に使っていたということを表現したくて、監督にも相談しました」と説明する。狩山は「歴史というか、古い物を大事に使っていらっしゃるというのが雪さんのキャラクターにマッチしていて助かりました」と語った。
光石が「宮本さんは女性3人でのお芝居のとき、芦田さんとの距離感、生田さんとの距離感がそれぞれ違う。そこがすごく見どころだと思う」と伝えると、宮本は観客に向けて「皆さんこれからご覧になるのに、どうしましょう(笑)」と照れる。また芦田と約10年ぶりの共演となった宮本は「素敵なお嬢さんになって……。“愛菜ちゃん”じゃなくて、“愛菜さん”と呼ばなきゃ」と目を細めた。
本作の注目ポイントについて、高橋は「(紡の)学ラン姿です。中学生以来だったので懐かしさもあり、自分で言うのもなんですけど似合っていますので......(笑)」と述べて笑いを誘う。生田は「雪さんが作るごはんがすごくおいしそうです。何種類か出てきますが、香りが漂ってきそうで、ホッとします」と笑顔を見せた。
イベントでは、キャストが叶えたい目標をフリップで発表するコーナーも。さらに宮司が登壇し、作品のヒットなどを祈祷した。最後に芦田は「縁側は、中と外をつなぐものだと思っています。この映画を観た方にも、うららのように新しい風が吹くんじゃないかと前向きになっていただけたらうれしいです」と呼びかけてイベントを締めた。
「メタモルフォーゼの縁側」は6月17日より全国ロードショー。
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