香港・日本合作のドキュメンタリー映画「
本作では文化大革命、香港における1960年代の反植民地闘争、1989年に起こった天安門事件をそれぞれ経験した実在の人物3名の姿が、ドキュメンタリーパートとドラマパートを融合させて描かれる。天安門事件を経験し自らを脱走兵と戒める林耀強、文化大革命から逃れるため命を懸けて海に飛び込み恋人とともに海を渡った陳克治、抵抗者から経済人へ転身した石中英が取り上げられた。
製作には「乱世備忘 僕らの雨傘運動」のピーター・ヤム、「十年」のアンドリュー・チョイが名を連ね、日本からは共同製作プロデューサーとして太秦の代表取締役社長・
チャンは「集団的な失意と絶望感に覆われながら、香港の別の大きな歴史的出来事を経験した人々を探し出し、彼らの経験を回想することで、市民活動における苦境の普遍性について思い巡らせました。本作は、香港や香港人のアイデンティティについて熟考しながらも、この街の行く末を形作ることができない現状に落胆してきた世代についての物語です。この幻滅は、私たち全員をつなぎとめる普遍的な鎖なのだと思います」とコメントを寄せた。
「Blue Island 憂鬱之島」は、7月16日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。
bandeapart72 @bandeapart72
"「本作は、香港や香港人のアイデンティティについて熟考しながらも、この街の行く末を形作ることができない現状に落胆してきた世代についての物語です。この幻滅は、私たち全員をつなぎとめる普遍的な鎖なのだと思います」"
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