古田新太が主演賞に輝き「褒められたよ!」、瀧内公美は観客へ感謝伝える

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第31回日本映画批評家大賞の授賞式が本日5月30日、東京・東京国際フォーラムにて開催され、主演男優賞の古田新太、主演女優賞の瀧内公美が登壇した。

古田新太

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古田新太

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日本映画批評家大賞は、映画界を励ます目的のもと現役の映画批評家たちが選定する映画賞。吉田恵輔の監督作「空白」で古田は、万引き現場から逃げる途中で車にひかれた中学生の父親を演じた。受賞を受け、古田は「私のようなチンピラ俳優がこんなところに呼ばれて、非常に緊張しております」と挨拶する。現場で毎晩のように吉田と酒を嗜んだようで「飲みながらずーっと『褒められたいね……』と話していた。監督、褒められたよ!」と無邪気に喜んでいた。

審査員から「古田さんの圧がスクリーンから飛び出てくるかのような作品でした。寂しさや悲しさ、愛情までもが怒りでしか表現できない男を演じられた。彼が登場するとストレスを感じるくらい、そのストレスがこの作品のエンジンになっていたような気がします」と評されると、古田は「監督から言われた通りにやっただけです。イエスマンなので(笑)」と謙遜した。

瀧内公美

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瀧内公美

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由宇子の天秤」での演技が評価された瀧内は「映画を批評するプロの皆様から主演女優賞をいただけてとてもうれしく思います。関わってくださった皆様に感謝します」と述べる。そして目を潤ませながら「この作品を撮影していた頃は、この未曾有なことになる前でした。不要不急であったり、エンタメ、芸術文化にまつわる言葉が飛び交い、映画が本当に必要なのかと問われる日々。ミニシアターから上映がスタートしたのですが、多くのお客様が来場してくださり、拡大上映まで発展しました。お客様に育てていただいた映画。お客様がいなければ、私は今日ここに立っていないと思います。命懸けで来てくださったお客様、本当にありがとうございました」と思いを述べた。

映画ナタリーでは、同授賞式の様子を引き続きレポートする。

※吉田恵輔の吉はつちよしが正式表記

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BettyBoing @Betty_RHPS

俺らのフランク、古田さんが!
おめでとうございます! https://t.co/zzC8V5ttrR

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