山下敦弘と宮藤官九郎がタッグ、台湾映画「1秒先の彼女」をリメイク

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山下敦弘が監督、宮藤官九郎が脚本を担当し、台湾映画「1秒先の彼女」をリメイクすることがわかった。

台湾映画「1秒先の彼女」 (c)MandarinVision Co, Ltd

台湾映画「1秒先の彼女」 (c)MandarinVision Co, Ltd

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チェン・ユーシュンが監督を務めた「1秒先の彼女」は、何をするにも人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼の、消えた“1日”をめぐるラブストーリー。第57回金馬奨で作品賞、監督賞、脚本賞など最多5冠に輝き、日本では2021年6月に劇場公開された。

2023年に公開される予定のリメイク版の舞台は日本。メインキャストやタイトルは順次発表される。山下は「自分としては5年振りの長編映画なので、初作品を作る新人監督のつもりで臨みたいと思っています」とコメント。宮藤は「すいません、キャスト発表できたら、もっと色々言えるんですが。キャストの名前、早く言いたい!」と述べている。

山下敦弘 コメント

山下敦弘

山下敦弘[拡大]

「1秒先の彼女」を観て主人公のシャオチーを演じるリー・ペイユーのファンになり、リメイクに名乗りを挙げさせていただきました。が、しかしチェン・ユーシュン監督の唯一無二なその世界観、“時間にまつわるファンタジーラブロマンス”と書いてしまえば簡単に聞こえますが、映画全体にユーシュン監督のエッセンスというか“魔法”みたいなものがふりかけられていて、そう簡単にリメイクさせてはくれない作品を前に思考が停止してしまい、一体どうやってリメイクすればいいのか全く分からなくなってしまいました。と、その時、脚本家・宮藤官九郎という救世主が現れ、自分たちなりの“魔法”のかかった新たな作品として作る意味と楽しさを授けてくれました。宮藤さんとは俳優としてご一緒させていただいたことはありましたが、監督と脚本家という立場は初めてで、どう接すればいいのか分からずにいましたが、今は完全に甘えています。自分としては5年振りの長編映画なので、初作品を作る新人監督のつもりで臨みたいと思っています。

宮藤官九郎 コメント

宮藤官九郎

宮藤官九郎[拡大]

山下さんの作品に呼んで頂いたり、山下さんが僕の作品に出てくださったりしましたが、いよいよ監督と脚本家という、シャレにならない形で関わることになりました。感無量です。
既存の作品のリメイクは初めての経験でしたが、オリジナルのファニーで可愛らしい印象は残しつつ、せっかく山下監督が撮るんだからと欲張って、人生の苦み、もどかしさ、おかしみなどのエッセンスを盛り込み、我ながらいい塩梅に変換できたと思います。
何しろ監督も僕も、台湾版の結末に心を掴まれ、あの読後感を大事にしようという一点では一致していたので、途中、寄り道しますが、ゴールは一緒のはず。楽しみです。
すいません、キャスト発表できたら、もっと色々言えるんですが。キャストの名前、早く言いたい!

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