3月21日に57歳でこの世を去った
本作は、凄惨なバスジャック事件を生き残り、心に傷を抱えたまま生きる人々の姿を3時間37分の長尺で描いた作品。
2001年の初公開時にメイン館であったテアトル新宿。東京テアトルをはじめ同作に出資し配給した関係各社と現在設立準備中の青山真治アーカイヴスのメンバーが追悼の形を検討する中で、青山の代表作である「EUREKA(ユリイカ)」の上映が決まった。「監督の偉業を、当時の映画ファンに改めて再認識していただき、また若い映画ファンに新たに発見していただく機会になり得ると考え決定いたしました」という経緯だ。
デジタル・マスター完全版は英語字幕入りのバージョンが2017年の第30回東京国際映画祭で上映されたのみ。英語字幕なしの素材での上映は今回が初めてとなる。テアトル新宿は4週間、シネ・リーブル梅田は1週間にわたって1日1回、連日上映。
なお青山真治アーカイヴスは、このほかの追悼企画も進行中だという。青山と縁の深いぴあフィルムフェスティバル(PFF)やアテネ・フランセ文化センターなどでの特集上映といった企画が進められているので、続報を待とう。
※宮崎あおい、宮崎将の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
五百蔵 容 @500zoo
テアトル新宿では4週間やってくれるようなので、なら行けそう。スクリーンで観るのは公開当時以来かなあ。