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シリーズ第3弾となる本作では、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーがダンブルドアや仲間たちと“デコボコチーム”を結成し、5つの魔法のトランクに隠された秘密の作戦で、史上最悪の魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。宮野はニュート、森川はダンブルドア、井上はグリンデルバルドに声を当てた。
まず先日、キャストのエディ・レッドメインとジェシカ・ウィリアムズが来日した際のイベントを振り返った宮野は、「裏で一緒に打ち合わせをすることになったんですが、エディがジェシカとの間を取り持ってくれまして。そのときにエディは“He is an amazing actor and singer. ”と紹介してくれて、僕がシンガーだと知ってるの!?と驚きました。マブダチになりましたね」と満面の笑みを見せる。
気に入ったシーンを尋ねられると、宮野は「魔法動物のシーンが印象的。ピケットとテディでがんばるシーンが多かったですよね。ピケットの自我がどんどん芽生えてかわいいのと、ニュートが怒りながらもテディをかわいがっているシーンが好きです」と回答。森川が「僕も魔法動物のシーンはすごく気に入ってますよ。チームワークがいいのかよくないのか……」とうなずくと、宮野も「ツッコミみたくなる場面が多いですよね」と笑った。
森川は、ダンブルドアとグリンデルバルドが登場する冒頭を挙げて「ドキドキするような会話劇。あるシーンでは切なくて、映像を観て涙してしまいました」とコメントし、「愛していたからだ」というお気に入りのセリフを口にした。井上も同場面に言及し「あのシーンを最初に撮影したそうなんですが、マッツ(・ミケルセン)さんとしてもそこを終えてホッとしたところがあるんじゃないかなと。あれで佇まいがパッと決まったような感じがします」と分析。また「マッツさんはしゃべる寸前にパッと口を開くのがセクシーですよね。それでディレクターさんに、(この合間に)ちょっと息を入れていいですかと提案して、実際にやらせていただきました」と裏話を明かした。
また本作にちなみ「アフレコの際の“秘密の作戦”は?」という質問が投げかけられ、3人はそれぞれ答えを書き入れたフリップを披露。宮野は「ゆらゆら」と書き、「今作に関しての回答です。劇中音楽に乗ってセリフや息遣いを入れてほしいと言われたんですが難しくて。エディの動きにシンクロしたほうが乗るんじゃないかと思って、こうやって動いて……」と魔法動物マンティコアと対峙したときのダンスを踊って笑いを誘う。「(アフレコ用の)センターマイクから顔をずらさないように意識しました」と、顔だけ動かさずに見事なマンティコアダンスを会場に見せ付けた。
「目は口ほどに物を言う!」と答えた森川は「ジュード(・ロウ)はセクシーな目で芝居するので、僕も同じような目をまねながら演じました。普段吹替は俳優の口を見て行いますが、今回は目を見ていた」と回想。井上は「脱力」と述べ「演じる前に余計な力を抜いて、役に自分をシンクロさせる。マッツさんは佇まいがそのまま役になっていて、何を考えて演技プランを立てているのかわからなかった。でも細胞から彼になろうという意識でやると、なんとなくわかるような気がするんです」と語る。森川、井上の回答を聞いていた宮野は「3人とも『役とシンクロする』という意味で一緒! 一心同体っていうことですね!」と吹替キャスト陣の共通項に喜んだ様子を見せ、イベントは幕を閉じた。
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は全国で上映中。
スタダ夢之助 @pmJHSKbAoxexT7v
「ファンタビ」吹替キャストは一心同体!宮野真守、森川智之、井上和彦がアフレコ語る(写真15枚) https://t.co/NkLUbk6snU