学生時代から父親に虐待を受けており、ある日突然命を絶つマリコ役で奈緒が参加。奈緒は「盲目的な2人の友情と愛がどこまでも哀しく優しく、この作品はきっと誰かの救いになると感じました」とつづり、連続テレビ小説「半分、青い。」でも今作と同じく親友役を演じた永野は「マリコが奈緒ちゃんじゃなかったら私はシイノになれなかったと思います。最高で最強な相棒でした!」とコメントしている。
またシイノが旅先で出会うマキオ役には窪田、マリコの実父役には尾美、彼の後妻・タムラキョウコ役には吉田がキャスティングされた。窪田は「周りになんて理解されなくたっていい。どこまでも2人で突き進む強さに応援してしまう感情が湧き上がってきました」、尾美は「畜生の役を振ってもらい、二つ返事で引き受けさせていただきました」「永野芽郁さんの新たな一面が観られます! とても良い気分になれると思います」、吉田は「永野さんの“シィちゃん”は、原作の激しさに純粋さと可憐さが加わりなお愛おしく、奈緒さんの“マリコ”は諦めと背中合わせの渇望が色濃く、より哀しく見えました」と言葉を連ねる。平庫、タナダからのコメントは下記の通り。
「マイ・ブロークン・マリコ」は2022年秋に全国でロードショー。脚本は「リンダリンダリンダ」「聖の青春」の
奈緒 コメント
原作を読む手が止まらず読み終わった後は涙が止まりませんでした。
盲目的な2人の友情と愛がどこまでも哀しく優しく、
この作品はきっと誰かの救いになると感じました。
母の様に愛を持って現場を包んでくださるタナダ監督のもと、
永野芽郁さんと「いつかまた一緒に2人でお芝居をしよう」と約束をした、
あの日の夢を叶えることができてとても幸せです。
沢山の方に届きますように。
永野芽郁より奈緒へのコメント
撮影が始まる前から「マイ・ブロークン・マリコ」について沢山話し合っていましたが、
初めてマリコになった奈緒ちゃんを見て感動しました。
マリコが奈緒ちゃんじゃなかったら私はシイノになれなかったと思います。
最高で最強な相棒でした!
タナダユキより奈緒へのコメント
理不尽が押し寄せ、ついに自分を壊すことでしか生きられなくなっていったマリコ。そんなヘビーな役をやれるのは誰だろうと思った時、いつも変幻自在に作品の中に存在している俳優が浮かびました。マリコ役を、全信頼を置いて託すことができ、一緒に闘えるであろう人、それが奈緒さんでした。
シイノとマリコのキャスティングが決まった時、まだ撮影してもいない段階から、二人の姿が鮮やかに見えてくる気がして、時に心が折れそうになるなか、私に大きな力を与えてくれました。
この物語のシイノの全ての行動はマリコに起因します。そしてそのマリコの喜びも悲しみも苦しみも、奈緒さんが身を持って体現してくれました。
罪もなく、寄る辺もない、けれどそれでも生きようとした二人ぼっちの女の子を、ぜひスクリーンでご覧いただければと思います。
平庫ワカより奈緒へのコメント
撮影で目撃した奈緒さん演じるマリコがあまりに儚く、親の健全な庇護のもとにあるべき生身の子供を感じさせ、
あまりに胸が痛んだため思わず駆けて行って抱き締めたくなりました。
ですが奈緒さんが演じるマリコのエネルギー、パワーを信じておりますので妄想のハグは妄想のままにして、
完成作品のために心の準備をしておきます。
窪田正孝 コメント
衝撃的な原作に心打たれました。
脆くても仲睦まじい2人。
簡単に壊れてしまう心と身体。
周りになんて理解されなくたっていい。
どこまでも2人で突き進む強さに
応援してしまう感情が湧き上がってきました。
ぜひ劇場でご覧いただければと思います。
タナダユキより窪田正孝へのコメント
マキオはとても好きなキャラクターでした。ちゃんと傷つき、それでも生きてきた人だからこそ言える言葉を、マキオとして確かに紡げる人、それが窪田正孝さんでした。普段は気さくなにーちゃんなのに、芝居に関してはいつだって自分のことを疑える真摯な姿は昔と全く変わらず、そんな人が演じるマキオだったからこそ、放つ言葉に真実味と優しさが溢れたのだと思います。終盤のシーンを撮影していた時、私自身が、窪田さん演じるマキオの言葉に救われた思いがしました。再び作品を作れたこと、それが「マイ・ブロークン・マリコ」だったことは、幸運なことでした。
尾美としのり コメント
畜生の役を振ってもらい、二つ返事で引き受けさせていただきました。
自分の撮影日数が短かったのと、コロナ禍での撮影の為、
密にならず会話を避けなければならなかったのが残念でした。
皆さんともっとお芝居したかったです
タナダ監督と話しがしたかったです
永野芽郁さんの新たな一面が観られます!
とても良い気分になれると思います
是非観てください。
タナダユキより尾美としのりへのコメント
尾美としのりさんは、私の中でスクリーンの人です。だから尾美さんが現場にいるとついつい「わ、尾美としのりさんがいる!」と思ってしまうのですが、マリコの父が持つ、どうしようもない弱さを、その苛立ちを、尾美さんだったらどんなふうに演じるのか、楽しみで仕方ありませんでした。諸悪の根源のような人物を、何か一つの部品を無くしただけで総崩れしてしまうようなバランスで体現してくださり、この人もまた哀れな人だったのだと気付かされました。スクリーンから放たれる凶暴さと弱さを是非ご覧いただきたいです。
吉田羊 コメント
タナダ監督と10年ぶりにご一緒できました。
大切に差し出される、静かで硬質な「カット。」をまた聴くことができ感無量です。
永野さんの“シィちゃん”は、原作の激しさに純粋さと可憐さが加わりなお愛おしく、
奈緒さんの“マリコ”は諦めと背中合わせの渇望が色濃く、より哀しく見えました。
タナダ監督の優しい世界に生きるシィちゃんとマリコの、
愛と友情を超越した魂の結びつきが、この世界の誰かの希望となりますように。
タナダユキより吉田羊へのコメント
マリコの父の再婚相手であり、マリコの父から逃げることなく向き合ったおそらく唯一の人がタムラキョウコさんで、この人のおかげでシイノはマリコと旅に出ることができます。
吉田羊さん演じるキョウコさんが、訪問してきたシイノにふと見せる、包み込むような表情に、タムラキョウコさんの生きてきた背景が見えてくるようでした。それは嬉しいことよりも苦しいことの方が多い人生だったかもしれず、でもだからこそ、他者に向けられる眼差しに温かさが宿るのだと、羊さんが演じたキョウコさんだからこそ感じることができました。
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