監督作「野火」で全国80館以上の劇場を行脚した塚本が、1館ずつ足を運んで魅力を伝える「街の小さな映画館」。今回は兵庫県北部・但馬地域唯一の映画館である豊岡劇場にスポットが当てられた。
1927年に芝居小屋として開館した同劇場は、2012年に一度閉館。現在の運営チームが2014年に再開したが、2022年8月末で休館する予定だ。公開された動画では「街のインフラ」「文化的施設」としての“場”を作ることを目的に運営を続けてきた代表の石橋秀彦氏が、地域にこの劇場をなんとか残したいという思いを語っているほか、次世代への事業継承の道を探っていることを明かしている。
このたび塚本が自作のタイニイハウス・キャンピングカーで劇場に駆けつける様子を収めた応援動画も公開に。塚本は豊岡劇場を「最も個性的なミニシアターのひとつです。映写室には、神棚やかつての映写技師さんお気に入りのスターの写真が貼られ、タイムスリップしたような気持ちになります」と紹介し、「休館のお知らせを聞き、ミニシアター動画を作る時に使おうと思いながらもそのまま眠らせていた、手作りの世界最小(たぶん)タイニイハウス・キャンピングカーに乗って応援に駆けつけました。そちらの動画もご笑覧いただけましたら幸いです」とつづっている。
※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記
塚本晋也 コメント
かつては、お客さんが入り切らず、立見席に鉄柵があるのは、人の雪崩が起きないようにするためだったそうです。その時の劇場の様子がほぼそのまま残され、雰囲気を壊さないようとてもおしゃれにリノベーションされた、最も個性的なミニシアターのひとつです。映写室には、神棚やかつての映写技師さんお気に入りのスターの写真が貼られ、タイムスリップしたような気持ちになります。
この度は休館のお知らせを聞き、ミニシアター動画を作る時に使おうと思いながらもそのまま眠らせていた、手作りの世界最小(たぶん)タイニイハウス・キャンピングカーに乗って応援に駆けつけました。そちらの動画もご笑覧いただけましたら幸いです。
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塚本晋也tsukamoto_shinya @tsukamoto_shiny
休館のお知らせを受け、自作の世界最小(たぶん)タイニイハウス・キャンピングカーで応援に行きました。2つの動画をご覧くださいませ。
塚本晋也「街の小さな映画館」第8弾は兵庫・豊岡劇場、応援動画も公開(動画あり / コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/7nZB9mJNw0