スナッフフィルムめぐる“人でなし”映画を4K版で公開、46カ国以上で上映禁止

世界46カ国以上で上映禁止となった「A Serbian Film」が4Kリマスター化。「セルビアン・フィルム 4Kリマスター完全版」の邦題で7月22日に公開される。

2010年に製作された本作は、引退した元ポルノスターのミロシュが底なしの地獄を味わうことになる“鬼畜映画”。美しい妻と幼い息子と平穏に暮らしていたミロシュは、かつて共演した女優から「高額のギャラが支払われる海外向けの大作ポルノがある」と仕事に誘われる。経済的な困窮から参加を決めるも、撮影が始まるとその作品がブラックマーケット向けに本当の拷問と殺人を記録するスナッフフィルムだと判明。真実を知ったときにはミロシュの逃げ場はなく、彼は想像を絶する体験をすることになる。

監督はスルジャン・スパソイェヴィッチが務め、脚本はアレクサンダル・ラディヴォイェヴィッチが執筆。スルジャン・トドロヴィッチ、セルゲイ・トリフノヴィッチ、イェレナ・ガヴリロヴィッチが出演した。YouTubeでは、モザイクが多用された予告編を公開中。このたび到着したポスタービジュアルには「人でなしの映画。」というコピーが入っている。

「セルビアン・フィルム4Kリマスター完全版」は、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国でロードショー。

※「セルビアン・フィルム4Kリマスター完全版」はR18+指定作品