第94回アカデミー賞で作品賞を含む3冠に輝いた「
本作は耳の聞こえない家族の中でただ1人だけ耳が聞こえる娘ルビーを主人公にしたヒューマンドラマ。家族の“通訳”となり、家業と学業を両立するルビーが歌の才能を見出され、名門音楽大学への進学を目指す物語だ。
制作会社の反対を押し切り、耳が聞こえない役柄には実際に耳が聞こえない俳優をキャスティングした本作。へダーは受賞後のバックステージでマトリンが涙を流していたことを振り返る。マトリンの「35年前自分は(ろう者の俳優として初めて)アカデミー賞を受賞した。けれどもこの長きにわたって私はこの業界で孤独だった。もう孤独じゃない」という言葉を紹介し、「とてもエモーショナルな夜でした。特にマーリーにとっては、非常に長い長い戦いで、ようやく勝ち得たものだったから」と語った。
「コーダ あいのうた」は全国で公開中。
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