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本日4月8日に全国公開された「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」。シリーズ第3弾となる本作では、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーがダンブルドアや仲間たちと“デコボコチーム”を結成し、5つの魔法のトランクに隠された秘密の作戦で、史上最悪の魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。
フォグラー演じるジェイコブは、マグル(非魔法族)であるにもかかわらず魔法の杖を手にする展開に。世界中のファンの“夢”を叶えたことについて、フォグラーは「素晴らしいと感じています」と満面の笑みで語り出す。「ホグワーツ(魔法学校)の大広間で子供たちと座っているシーンが気に入っているんだ。スリザリンの子たちがジェイコブにゴキブリ味のキャンディーをあげるんだけど、それを食べちゃうだろ? そういう細かいところまで気に入っている。たくさんのことがあの大広間で起こってきたでしょ? だから僕にとっては特別な体験でした」と声を弾ませ、「この素晴らしい魔法ワールドで、よきマグルでいられることを誇りに思います。『夢のような役』なんです」とほほえんだ。
一方、前作「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」で黒い魔法使いグリンデルバルドの仲間に加わってしまったクイニー。スドルは「人生において人々は性急な判断をしがちです。そしてその結果を受け入れて生きていくのです」とクイニーの行動を肯定しつつ「彼女の旅を追いかけていくのは、俳優としてとても面白いことでしたが、痛みも伴いました。なぜなら誰かが傷付いて、打つ手がない様子を見なければいけなかったから。この作品で言いたいことは、過去は変えられないけれど、自分を変えていくにしてもそのままを貫くにしても、そういった状況に立ち向かうことが自分を作り上げていくんだということ。私にとっては、それが興味深かったです」と話した。
本作では、ジェイコブとクイニーの恋の行方も気になるところ。スドルは「作品を一緒に過ごすというのはとても素敵なことで、みんなにとってもそれは同じだと思う。子供が産まれて、ダンと私がご近所さんになって、互いの家族と仲良くなったり、人生にいろいろなことが起きて……そういったことがとても特別。こうやって時間を掛けて関係性が深まっていくことがね」と明かし、フォグラーも「僕の妻とアリソンが友達になったり、僕の娘の面倒を見てくれたりするのはとても素敵。僕もアリソンの子に会うのを楽しみにしているし。今や大きな家族みたいだ」と役を超えた絆に触れた。
2007年公開作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」から“魔法ワールド”に関わってきたイェーツは、「ファンタスティック・ビースト」シリーズとともに成長していく子供たちに向けてメッセージを送る。「真実を賛美し、何が真実であって何が本物でないかを同意できる感覚、そういったことに熱を帯びていてもらいたい。それから、愛を賛美すること。分断や怒りや誤解で引き裂かれた愛を賛美すること、そういう価値観が子供だけでなく、私たちにとってもよいものであってほしいですし、この映画の中に潜在的にあると思っています」と語るイェーツ。
さらに昨今の世界情勢にも思いを馳せながら「(原作者の)J.K.ローリングが物語に込めたメッセージは、ある特別な時代に向けたものではなく、世代を超えていくものだと思います。私たちが注力したのは、引き裂かれていた2人がもとに戻るかということ。衝突の原因が何であれ、愛は再びもとの形で2人を引き戻すのか?というメッセージです。自分たちを正気でいさせてくれる価値観、平和を保ってくれる価値観、そういったものに傾倒していこうとするのだと思います。この物語が時代を超えたものになっていてくれることを願います」と伝えた。
ゆあ👼🏻👼 @poohsuke_1108
【オンライン記者会見レポート】ダン・フォグラーがホグワーツでの特別な体験回想、アリソン・スドルとの絆は「家族」 https://t.co/jNJPy4stmQ