「ニワトリ☆フェニックス」井浦新は成田凌と「芝居を超えて草太と楽人でいました」

「ニワトリ☆フェニックス」の完成披露上映会が本日3月30日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、キャストの井浦新、成田凌、紗羅マリー、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平、監督のかなた狼が登壇した。

2018年3月公開「ニワトリ★スター」の設定を一新し制作された本作。幼なじみの雨屋草太と星野楽人が、都市伝説の“火の鳥”を探す旅に出る姿が描かれる。前作と同じく井浦が草太、成田が楽人を演じた。

本作について井浦は「僕ら2人の関係は『ニワトリ★スター』を楽しんでくれた方にとっても期待を裏切らないと思います」と述べ、成田は「楽人、生き返りまして（笑）。しれっと叫んで帰ってきました」と笑いを誘う。井浦が「（『ニワトリ★スター』から）4年空いていたんだけど、最初のシーンからスッと入れたよね。芝居を超えて草太と楽人でいました」と語ると、成田は「新さんとしかできないお芝居がありますよね」とうなずいた。

雷電キメラ役のLiLiCoは「“ニワトリ”で出会った皆さんとは特別な絆でつながっていると思います。奇跡のようなことが劇中でも起こっています」と笑顔を見せる。かなたは「（本作は）一度終わった作品を、やり直してみたという企画なんです。彼らに違う人生があれば、と。初めての方はそのまま楽しんでいただいて、前作から観ていただいた方はまた別の楽しみ方ができると思います」と力説した。

監督の演出について井浦が「多くは語らないけれど、いつも寄り添ってくれる。シーンが終わったあとの掛け声がいいですよね。『よーい、こーい！』とか」と打ち明けると、成田も「気合いが入る瞬間でもありますよね」と同意する。

最後に井浦は「監督をはじめ、スタッフ、キャスト、関係者、それぞれのありがとうをとにかく作品に詰め込みました。作品を見終わったあと、皆さんの中にありがとうが残ってくださっていたら、大切な人の顔を思い出して、そしてさっき会ったばっかりの隣人にありがとうをどんどん伝えてほしいです」と、かなたは「映画を作るのも難しい時代でした。この作品が、『困難かもしれないけれど、あきらめない』ということを届けられたらと思います」と述べ、イベントを締めた。

「ニワトリ☆フェニックス」は4月15日に全国ロードショー。