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重松清の同名小説を映画化した本作は、妻を事故で失った男が街の仲間たちに助けられながら、不器用に息子を愛し育てるさまを描く物語。父ヤスを阿部、息子アキラを北村が演じた。瀬々敬久が監督を務める。
初共演で親子役を演じた2人。阿部が「初めて会ったときに(顔が)ちょっと似ているかな?と親近感があって」と打ち明けると、北村も「僕も将来的に阿部さんのようになるのではないかと期待しています。(阿部は)少し父にも似ています」と話す。
共演して意外だったことについて、阿部は「劇中で北村くんに怒られるシーンがあって。北村くんが普段のテンションと全然違って、リアルにその日1日ショックを受けてしまいましたね」と振り返った。北村は「阿部さんは静かなイメージがあったのですが、すごく情熱を持っているし、大黒柱として常に真ん中にいてくださった。お子さんの話をするときはすごくキラキラしていて、現場で“親トーク”をしているのを見てほっこりしましたね」と語る。
来場者が親子限定であった本イベント。親子がステージに登壇して、それぞれの言い分を発表するトーク企画も行われた。中学1年生の娘が父親に「今まで秘密にしていたけど、彼氏ができた」と告白すると、阿部は低い声で「お父さん、つらいですね……」と父側に共感する。北村は「今の時代はスマートフォンも普及していますし(恋愛するのが)早いですね。我々映画界が恋愛映画をやりすぎなのでは?」と自論を展開。自身も恋愛映画に出演していることを問われると「僕の場合は恋愛映画というよりも、好きになった人が命を落とす映画ですね......」と笑いを誘った。
北村は「年齢を重ねるにつれて親のありがたさがわかってくる。子供のうちに気が付いておけばよかったなあと思うこともありますが、それがこの映画にもちりばめられています。親子の愛情はいつまでもつながれているということを再確認できる映画です」と作品の魅力をアピール。阿部は「親も子も器用じゃないけれど、そこに感動するドラマがある。今の時代だからこそ観ていただきたいです」と述べ、イベントを締めた。
「とんび」は4月8日より全国でロードショー。
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